【特集】95歳・最高齢役者、脳梗塞から2ヵ月で復帰できた理由【和田秀樹/市川寿猿】アーカイブ最終更新 2025/10/08 16:011.朝一から閉店までφ ★???連載和田秀樹の「医者ではなく、大先輩に聞け!」PERSON2025.10.0895歳・最高齢役者、脳梗塞から2ヵ月で復帰できた理由【精神科医分析⑥】伝統の歌舞伎界で今も舞台に立つ現役最高齢の名脇役・市川寿猿さん。片や医学界の常識に囚われず闘い続ける医師・和田秀樹さん。開始早々、寿猿さんが歌舞伎の動きを指導し始めたから、さあたいへん。面白異色対談の始まり始まり〜! 『80歳の壁』著者・和田秀樹が“長生きの真意”に迫る連載。6回目。https://goetheweb.jp/uploads/2025/10/wada-juen2667-1200x800.jpg脳梗塞から2ヵ月で復帰。リハビリでは六方を踏む和田 寿猿さんは怒ることはないんですか?寿猿 このごろはね、こらえます(笑)。怒られることもあまりなくなりましたね。和田 (笑)。2024年に脳梗塞になり、そこから復帰されたそうですね。体調はどうですか?寿猿 脳梗塞の後、リハビリの病院でね、お医者さんに「立ちくらみがする」って言ったんです。そうしたら「これは死ぬまで治りません」って(笑)。和田 でも、だんだん気にならなくなりますから。寿猿 そうですね。今もこうやって、普通に歩けますからね。だけど脳梗塞になったときは、どうなることかと思いました。朝起きたらね、ライトが大きく揺れているんです。あっ、これは変だと思い、すぐに知ってる人に連絡して、かかりつけの病院に連れて行ってもらいました。和田 早いうちに診てもらったのがよかったですね。寿猿 そこから入院してね。リハビリ病院の入院も含めると2ヵ月ほど帰れませんでした。和田 でも今は舞台に立ってるわけだから。本当にすごい。寿猿 舞台でね、沼津の平作という年寄りの役でね。杖を突いて歩くんですよ。こうやって(実演)。「あんたとが、お早いお加減……」って。和田 おっ、いいですね。寿猿 杖を突いて歩くとね、やっぱり楽なんです。だけど舞台ではね、杖を突きながらも、足音が立つくらいにオーバーに歩く。舞台でね、本当の年寄りみたいな歩き方をしたら、間がこけちゃってダメなんです。あ、さっきもこの話しましたね。和田 (笑)。常にお芝居のことを考えているんですね。まさに役者一筋です。寿猿 リハビリの病院でもね、「歌舞伎でリハビリになるようなものはありますか」って聞かれたんです。だから僕は「こういうのがあるよ」って、六方を踏んで見せました。和田 六方を踏む?寿猿 こうやるんです(実演:片手を前に出し、片足を後ろに上げ、それを交互に繰り返しながら歩く動き)。和田 普通のお年寄りにはできません(笑)。やっぱりもともとの体の軸と、バランスがしっかりできてたんでしょうね。https://goetheweb.jp/uploads/2025/10/wada-juen2618-1200x800.jpghttps://goetheweb.jp/person/article/20251008-wada-juen-5?heading=2目も歯も補強すればいつまでも使える2025/10/08 16:01:481すべて|最新の50件
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和田秀樹の「医者ではなく、大先輩に聞け!」
PERSON
2025.10.08
95歳・最高齢役者、脳梗塞から2ヵ月で復帰できた理由【精神科医分析⑥】
伝統の歌舞伎界で今も舞台に立つ現役最高齢の名脇役・市川寿猿さん。片や医学界の常識に囚われず闘い続ける医師・和田秀樹さん。開始早々、寿猿さんが歌舞伎の動きを指導し始めたから、さあたいへん。面白異色対談の始まり始まり〜! 『80歳の壁』著者・和田秀樹が“長生きの真意”に迫る連載。6回目。
https://goetheweb.jp/uploads/2025/10/wada-juen2667-1200x800.jpg
脳梗塞から2ヵ月で復帰。リハビリでは六方を踏む
和田 寿猿さんは怒ることはないんですか?
寿猿 このごろはね、こらえます(笑)。怒られることもあまりなくなりましたね。
和田 (笑)。2024年に脳梗塞になり、そこから復帰されたそうですね。体調はどうですか?
寿猿 脳梗塞の後、リハビリの病院でね、お医者さんに「立ちくらみがする」って言ったんです。そうしたら「これは死ぬまで治りません」って(笑)。
和田 でも、だんだん気にならなくなりますから。
寿猿 そうですね。今もこうやって、普通に歩けますからね。だけど脳梗塞になったときは、どうなることかと思いました。朝起きたらね、ライトが大きく揺れているんです。あっ、これは変だと思い、すぐに知ってる人に連絡して、かかりつけの病院に連れて行ってもらいました。
和田 早いうちに診てもらったのがよかったですね。
寿猿 そこから入院してね。リハビリ病院の入院も含めると2ヵ月ほど帰れませんでした。
和田 でも今は舞台に立ってるわけだから。本当にすごい。
寿猿 舞台でね、沼津の平作という年寄りの役でね。杖を突いて歩くんですよ。こうやって(実演)。「あんたとが、お早いお加減……」って。
和田 おっ、いいですね。
寿猿 杖を突いて歩くとね、やっぱり楽なんです。だけど舞台ではね、杖を突きながらも、足音が立つくらいにオーバーに歩く。舞台でね、本当の年寄りみたいな歩き方をしたら、間がこけちゃってダメなんです。あ、さっきもこの話しましたね。
和田 (笑)。常にお芝居のことを考えているんですね。まさに役者一筋です。
寿猿 リハビリの病院でもね、「歌舞伎でリハビリになるようなものはありますか」って聞かれたんです。だから僕は「こういうのがあるよ」って、六方を踏んで見せました。
和田 六方を踏む?
寿猿 こうやるんです(実演:片手を前に出し、片足を後ろに上げ、それを交互に繰り返しながら歩く動き)。
和田 普通のお年寄りにはできません(笑)。やっぱりもともとの体の軸と、バランスがしっかりできてたんでしょうね。
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目も歯も補強すればいつまでも使える