日経225先物オプション実況スレ7最終更新 2025/12/03 08:161.名無しさん@お金いっぱい。vbYP9前スレ日経225先物オプション実況スレ6https://talk.jp/boards/market/17601409482025/12/02 08:29:5620コメント欄へ移動すべて|最新の50件2.名無しさん@お金いっぱい。vbYP9株価指数先物【寄り前】 -1σ水準での底堅さを見極め大阪12月限ナイトセッション日経225先物 49450 +150 (+0.30%)TOPIX先物 3343.5 +10.5 (+0.31%)シカゴ日経平均先物 49475 +175(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 1日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決めるとの観測から、主要な株価指数は前週末まで5日続伸していたこともあり、利益確定や持ち高調整の売りが優勢だった。11月の米ISM製造業景況感指数は前月から悪化し、市場予想を下回ったことが景気減速への懸念につながったほか、暗号資産(ビットコイン)が急落したことも投資家心理を冷ます形となった。 NYダウ構成銘柄では、ウォルト・ディズニー<DIS>、ナイキ<NKE>、エヌビディア<NVDA>、アップル<AAPL>、セールスフォース<CRM>が買われた。半面、メルク<MRK>、アムジェン<AMGN>、マクドナルド<MCD>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が軟調。 シカゴ日経平均先物清算値は、大阪比175円高の4万9475円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比50円安の4万9250円で始まった。その後はショート優勢のなかで下げ幅を広げ、4万9060円まで売られた。ただし、米国市場の取引開始後のリバウンドでプラス圏を回復し、終盤にかけてロング優勢の流れが続き4万9650円まで買われた。引け間際に上げ幅を縮めたが、4万9450円とプラス圏でナイトセッションの取引を終えた。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されそうだ。日経225先物はナイトセッションで4万9060円まで売られる場面もみられたが、その後の切り返しでボリンジャーバンドの-1σ(4万9310円)を上回って終えており、同バンドを支持線とした底堅さを見極めることになろう。-1σと25日移動平均線(5万0320円)とのレンジを維持できれば、前日の下げに対するショートカバーを誘う可能性もあるだろう。 米国市場は主要な株価指数が6日ぶりに反落したが、NYダウは前週末までの5日間で2000ドルあまり上昇していたこともあり、利食いが入りやすいところである。また、売り先行で始まったエヌビディアが上昇に転じたほか、同社との提携を発表した半導体設計のシノプシス<SNPS>は4.8%超の上昇となった。半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が1.9%高、オープンAIと提携すると発表したアクセンチュア<ACN>は2.9%上昇した。半導体・AI(人工知能)関連株への手掛かり材料になるとみられ、日経平均型を支えそうだ。 日銀の利上げ観測から金利や為替動向を意識しながらの相場展開になりそうだが、日経225先物は25日線水準から一気に-1σまで下げた。底堅さを見極めることになるが、-1σを割り込んできたとしても節目の4万9000円接近では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。 そのため、-1σ水準での攻防を意識しつつ、オプション権利行使価格の4万9000円から5万円のレンジを想定する。市場参加者が限られるなかで先物主導の展開になりやすく、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの動向を手掛かりとした仕掛け的な動きも、下へのバイアスが強まる局面ではその後のカバー狙いとみておきたい。 1日の米VIX指数は17.24(11月28日は16.35)に上昇した。一時18.33まで切り上がり、75日線(17.49)を上抜ける場面もみられた。ただ、その後は上げ幅を縮め、同線を下回っており、リスク回避姿勢は強まらないだろう。 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.79倍に低下した。一時14.91倍をつける場面もみられたが、-1σ(14.87倍)をキープできなかった。-2σと75日線が位置する14.58倍が射程に入ってくることで、NTショートに振れやすくなった。しかし、エヌビディアの反発を受けて半導体・AI関連株への資金流入がみられるようだと、NTロングから-1σ突破を試す展開も想定しておきたい。2025/12/02 08:30:513.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x今日の株式見通し=不安定か 米国株は下落 東京市場は不安定か。米国株は下落。ダウ平均は427ドル安の47289ドルで取引を終えた。10年債利回りの上昇や暗号資産の下落などを嫌気して、全般売りが優勢となった。ドル円は足元155円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが175円高の49475円、ドル建てが200円高の49500円で取引を終えた。 米国株は下落したが、CME225先物は安寄りを示唆していない。きのうの日経平均は900円を超える下落となっており、下に値幅が出る中で米国株の下落はある程度織り込んでいたと考えられる。ただ、きのう月初から大きく崩れているだけに、反動で強く買われるようなら上では戻り売りが出てくる可能性が高い。1日の中でも相場の雰囲気がガラッと変わる場面がありそうで、ドル円やAI関連銘柄の動向をにらみながら荒い動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは49000-50000円。2025/12/03 07:26:364.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x株価指数先物【昼】 上値追いのロングは強まらず 日経225先物は11時30分時点、前日比230円高の4万9530円(+0.46%)前後で推移。寄り付きは4万9570円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万9475円)を上回る形で、買いが先行して始まった。買い一巡後は4万9410円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、ボリンジャーバンドの-1σ(4万9320円)接近では底堅さが意識された。ただ、中盤にかけてロングが強まり、ナイトセッションでつけた高値(4万9650円)まで買われたものの、上値追いの流れにはならず、終盤にかけては4万9530円から4万9630円辺りでの狭いレンジでの推移となった。 エヌビディア<NVDA>との提携を発表したファナック<6954.T>[東証P]が買われたほか、ファーストリテイリング<9983.T>[東証P]、アドバンテスト<6857.T>[東証P]、レーザーテック<6920.T>[東証P]などが日経平均株価を牽引している。一方で、ソフトバンクグループ<9984.T>[東証P]の下げが重荷になっているため、積極的なロングを手控えさせているようだ。-1σ近辺での押し目待ち狙いのロング対応から、ナイトセッションの高値を再び捉えてくる局面においては、短期的にショートカバーを誘う動きに向かわせよう。 NT倍率は先物中心限月で14.80倍に上昇した。一時14.85倍をつける場面もみられたが、-1σ(14.85倍)が抵抗線として機能する形になった。半導体・AI関連株の一角が買われているものの、下向きで推移する-1σを明確に上抜けないと、NTロングにはシフトしにくいとみられる。2025/12/03 07:27:075.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x【よろずのつぶやき by Wada】失ったもの 昨日のドル円は、植田日銀総裁の事実上の利上げ宣言を受けて、12月の利上げを欧州時間までに完全に消化。NY時間に入ってからは、むしろ、米10年債利回りが4.0962%まで大幅な上昇となったことに反応して買戻しの動きとなりました。 チャート的にみても、こちらも奇しくも10月17日に内田日銀副総裁が全国信用組合大会での挨拶で「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになると考えています」と発言して売り込まれた時と同様に、昨日も一目基準線の154.72円付近でぴたりと下げ止まるといったきれいな下押し。結果的には長い下ひげを伸ばすかたちで感謝祭休暇明けの取引を終えることになりました。 本日の東京市場では、すでに日銀云々というネタは存在しておらず、仲値に向けての本邦実需の買いなどが目立つ展開となっています。いずれにしても、市場は日銀の利上げをほぼほぼ完全に織り込んだ中で、大きな円高への材料をひとつ、自動的に失ったといったところ。目先は一目転換線を戻りの目処として意識する動きとなっていきそうです。2025/12/03 07:27:436.名無しさん@お金いっぱい。h1I3xGDP確定値は速報値から小幅に下方修正されると予想~大和 大和証券では、8日に発表予定の7-9月期GDP確報値に関して、前期比-0.5%、同年率-1.9%になると予想している。速報値の前期比-0.4%、同年率-1.8%から小幅な下方修正を見込んでいる。法人企業統計の結果などから、民間企業設備は下方修正されると予想。一方、民間在庫変動は上方修正されると見込んでいる。ただし、今回は20年基準改定に対応した年次推計の結果が反映され、過去分の数字の並びが変わる可能性が高いとのこと。そのため、過去分の推移と合わせて評価すべきと大和ではコメントしている。2025/12/03 07:28:397.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x【相場の細道】植田日銀総裁が鷹変する師走 植田日銀総裁は、毎年年末になると、タカ派的な見解を示唆するが、2023年から2024年、そして2025年の発言を確認しておきたい。■2023年:チャレンジ 2023年12月7日、植田日銀総裁は、参院財政金融委員会での答弁で、年末から来年にかけて一段と慎重な金融政策運営が求められるとの認識を示した。植田総裁は4月の就任以降の金融政策運営は、さまざまな不確実性が高い状況の下で「チャレンジングな状況が続いているが、年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる。丁寧な説明、適切な政策に努めていきたい」と語った。 植田日銀総裁のチャレンジング発言を受けて、12月18-19日の日銀金融政策決定会合でのマイナス金利解除観測が高まっていたが、結局大規模金融緩和政策の現状維持が決定された。 12月19日、植田日銀総裁は日銀金融政策決定会合の後の記者会見で、チャレンジング発言について、「国会で仕事への取り組み姿勢を問われ、一段と気を引き締めてというつもりだった」と説明した。■2024年:利上げのタイミング 2024年11月30日、植田日銀総裁は、「利上げのタイミングについては、経済データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいているといえる」「インフレ率が2%を超え始めている時に一段の円安になればリスクが大きいため、場合によっては対応しないといけなくなる」と述べた。 しかし、12月会合では金融政策の現状維持が決定された。■2025年:利上げの是非 2025年12月1日、植田日銀総裁は、12月18、19日に開催予定の金融政策決定会合に向けて、企業の賃上げ姿勢に関して精力的に情報収集していると説明した。その上で、内外経済・物価情勢や金融資本市場の動向を、さまざまなデータや情報を基に点検・議論し、同会合で「利上げの是非について適切に判断したい」と語った。 円安が進んでいる為替動向については、「企業の賃金・価格設定行動が積極化する下で、過去と比べると為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくなっている」と指摘した。こうした動きが、基調的な物価上昇率に影響する可能性に留意が必要との認識を示した。 植田日銀総裁は、11月21日の衆院・財務金融委員会で、為替円安に端を発した物価上昇が予想物価上昇率への影響を通じて「基調的な物価上昇率に影響する可能性にも留意していかないといけない」と述べ、為替円安に警戒感を示した。2025/12/03 07:29:228.名無しさん@お金いっぱい。h1I3xロンドン為替見通し=ユーロドルは11月HICPに注目 南アではGDPも 本日のロンドン為替市場では、ユーロドルは11月消費者物価指数(HICP)速報値に注目が集まりそうだ。市場予想は前年比2.1%と前月並みの伸びが見込まれている。 先月27日に公表された欧州中銀(ECB)理事会議事要旨(10/29-30分)では、上振れと下振れの双方向のリスクがあることを考慮し、「現行の政策金利水準は、ショックに対応する上で十分に強固と見なされるべきだ」と指摘したほか、一部当局者が「リスクが顕在化しない限り、現在の良好な見通しは維持される可能性が高いため、利下げサイクルは終了した」と主張したことなどが明らかとなった。これらを受け、市場では利下げサイクルが休止したとの見方が浮上している。 もし本日のHICPが予想を上回る伸びとなれば、利下げ休止の見方を後押ししてユーロが買われることも考えられる。とはいえ、9月の2.2%を上回れないとインフレの伸び加速とはいいがたく、ユーロ買いの動きが出ても緩やかになるかもしれない。 他方、南アフリカでは7-9月期国内総生産(GDP)の発表が予定されており、市場予想は前期比が+0.5%、前年比は+1.8%となっている。貴金属市場が上昇するなどランドは対円、対ドルで堅調に推移する中、予想を上回る伸びとなればランドにとって追い風となるかもしれない。想定レンジ上限・ユーロドル:日足・一目均衡表の雲の下限1.1667ドル想定レンジ下限・ユーロドル:11月26日安値1.1547ドル2025/12/03 07:30:339.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x東京マーケットダイジェスト・2日 円弱含み・株ほぼ横ばいドル円:1ドル=155.65円(前営業日NY終値比△0.19円)ユーロ円:1ユーロ=180.71円(△0.22円)ユーロドル:1ユーロ=1.1610ドル(横ばい)日経平均株価:49303.45円(前営業日比△0.17円)東証株価指数(TOPIX):3341.06(△2.73)債券先物12月物:134.70円(△0.27円)新発10年物国債利回り:1.855%(▲0.020%)※△はプラス、▲はマイナスを表す。(主な国内経済指標) <発表値> <前回発表値>11月マネタリーベース前年同月比 ▲8.5% ▲7.8%11月消費動向調査(消費者態度指数、一般世帯) 37.5 35.8※改は改定値を表す。▲はマイナス。(各市場の動き)・ドル円は強含み。前日NY市場午後からのドル買いの流れを引き継いで始まると、仲値の値決めにかけたドル買いも入り、10時過ぎに155.77円まで上昇。その後は手掛かり材料に乏しい中で155円台後半でのもみ合いが続いたが、15時半前後に155.81円までわずかに本日高値を更新した。・ユーロ円は小高い。ドル円の上昇に連れて180.78円まで値を上げた後は、ドル円、ユーロドル共に小動きとなった事もありもみ合いが続くも、その後のドル円の小幅高に連れて180.82円まで上値を伸ばした。・ユーロドルは動意薄。手掛かり材料に乏しい中で値幅はわずか10pips程度に留まり、欧州勢参入待ちのムードとなった。・日経平均株価はほぼ横ばい。前日に大きく下落した反動から買いが先行してスタートするも、買いの勢いは続かず。午後に入り下げに転じる場面も見られたが、引けにかけて前日大引け水準に戻して取引を終えた。・債券先物相場は3営業日ぶり反発。前日に大きく下落した反動から買いが入るも、その後は10年債入札を前に動きが鈍った。午後に入り10年債入札が強めの結果となったことも債券買いを誘い、134.72円まで一段高となった。2025/12/03 07:30:5810.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x株価指数先物【引け後】 -1σ水準での攻防が続く大阪12月限日経225先物 49270 -30 (-0.06%)TOPIX先物 3335.0 +2.0 (+0.06%) 日経225先物(12月限)は前日比30円安の4万9270円で取引を終了。寄り付きは4万9570円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万9475円)を上回る形で、買いが先行した。買い一巡後は4万9410円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、ボリンジャーバンドの-1σ(4万9290円)接近では底堅さが意識された。ただ、前場中盤にかけてロングが強まり、ナイトセッションでつけた高値(4万9650円)まで買われたものの、同水準を上抜くことはできなかった。 積極的なロングが手控えられるなかで、後場の取引開始時には4万9310円まで上げ幅を縮めた。その後4万9550円辺りまで切り返したものの、終盤にかけて再び不安定な値動きから軟化すると、引け間際には4万9250円まで売られた。 エヌビディア<NVDA>との提携を発表したファナック<6954.T>[東証P]が買われたほか、ファーストリテイリング<9983.T>[東証P]、アドバンテスト<6857.T>[東証P]などが日経平均株価を支えた。一方で、ソフトバンクグループ<9984.T>[東証P]が下げ幅を広げ、買い先行で始まった東京エレクトロン<8035.T>[東証P]も軟化したことで、方向感をつかみにくくさせていた。 日経225先物は後場中盤までは-1σ水準での底堅さがみられていたが、後場終盤にかけて同バンドを割り込む形になった。下へのバイアスは強まらなかったものの、引き続き-1σ水準での攻防が意識されそうである。週間形状では上向きで推移する13週移動平均線(4万8170円)が支持線として機能していることで、押し目狙いのロング対応になるが、+1σ(5万0590円)が抵抗線となる。 日足では-1σと25日線(5万0260円)とのレンジだが、-1σを明確に割り込んでくると、13週線が位置する-2σ(4万8200円)水準が射程に入ってくるだろう。-1σ水準での攻防から-2σまでの調整を想定しておく必要はありそうで、同時に13週線到達でリバウンド狙いのタイミングになりそうだ。そのため、-1σ水準での攻防を意識しつつ、オプション権利行使価格の4万8000円から5万円のレンジを想定する。 NT倍率は先物中心限月で14.77倍に低下した。一時14.85倍をつける場面もみられたが、-1σ(14.85倍)が抵抗線として機能する形になった。半導体・AI(人工知能)関連株の一角が買われているものの、下向きで推移する-1σに上値を抑えられる形状を続けており、-2σ(14.56倍)が意識されそうだ。 手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万2217枚、ソシエテジェネラル証券が5762枚、モルガンMUFG証券が1585枚、JPモルガン証券が1253枚、みずほ証券が1145枚、松井証券が982枚、バークレイズ証券が812枚、日産証券が723枚、SBI証券が720枚、ゴールドマン証券が714枚だった。 TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1万5510枚、ABNクリアリン証券が1万5279枚、バークレイズ証券が6380枚、ゴールドマン証券が5225枚、モルガンMUFG証券が4475枚、JPモルガン証券が4386枚、みずほ証券が2679枚、シティグループ証券が2293枚、野村証券が1717枚、ビーオブエー証券が1135枚だった。2025/12/03 07:31:4011.名無しさん@お金いっぱい。h1I3xNY為替見通し=ドル円、FRB議長人事に関する報道に要注目か 本日のNY為替市場のドル円は、重要な経済指標や要人発言の予定がないことで、次期FRB議長候補やパウエルFRB議長の去就に関するヘッドラインに警戒していくことになる。 また、今月から米連邦準備理事会(FRB)は量的金融引締政策(QT)を終了しており、流動性の変化を受けた市場の動向にも警戒していきたい。 本日は次期FRB議長候補の一人であるボウマンFRB副議長の議会証言が予定されているが、ブラックアウト期間のため金融政策への言及は期待できない。 来週9-10日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、先日のウィリアムズ米NY連銀総裁の利下げ示唆発言などを受けて、FF金利誘導目標が3.50-75%へ引き下げられることはほぼ織り込み済みとなっている。 昨日発表された11月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数は48.2で、10月の48.7から悪化、雇用指数は44.0で10月の46.0から悪化、価格指数は58.5で10月は58.0からは上昇していた。 米連邦準備理事会(FRB)に関する注目ポイントとしては、11月30日にトランプ米大統領が次期FRB議長を決定したとの発言を受けて、最有力候補と報じられているハセット米国家経済会議(NEC)委員長なのか、そして、辞任の噂が流れているパウエルFRB議長の去就などが挙げられる。 米財務省は昨年11月14日に「外国為替報告書」を公表しているが、6月に公表された「外国為替報告書」では、日本銀行の追加利上げを通じて円安修正が進むことが期待されていた。 昨日は、植田日銀総裁が利上げの可能性に言及したことで、今後発表される「外国為替報告書」への注目度合いは後退した。・想定レンジ上限 ドル円の上値目処(めど)は、157.19円(11/24高値)・想定レンジ下限 ドル円の下値目処(めど)は、154.67円(12/1安値)2025/12/03 07:32:1512.名無しさん@お金いっぱい。h1I3xNY株見通しー利下げ期待などを背景に底堅い展開か 今晩は底堅い展開か。12月入りとなった昨日は先週まで主要3指数が5営業日続伸したことや、AI関連投資のリターンへの懸念、ビットコイン価格が大幅に下落したことなどセンチメントが悪化し、リスク回避の流れが優勢だった。ダウ平均が427.09ドル安(-0.90%)、ハイテク株主体のナスダック総合も0.38%安と、ともに6営業日ぶりに反落した。S&P500採用銘柄は363銘柄が下落し、上昇は140銘柄にとどまった。 今晩の取引ではAI株のバリュエーション面の懸念やビットコイン価格の下落を受けたリスクセンチメントの悪化が引き続き相場の重しとなることが予想されるものの、12月9-10日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ見通しや年末株高アノマリー期待などを背景に底堅い展開か。12月はダウ平均とS&P500が1950年以降で3番目に好調な月で、ナスダック総合も1971年以降で3番目の好調月となっている。FOMCではCMEのフェドウォッチ・ツールの利下げ確率が87%と利下げかほぼ確実視されているほか、ブラックフライデーの消費額が前年比9.1%増と、感謝祭ホリデーの消費堅調も伝えられており、利下げ期待や年末ラリーへの期待が相場の支えとなりそうだ。 今晩の米経済指標・イベントは9月建設支出、9月乗用車・トラック総販売台数、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長議会証言など。企業決算は引け後にクラウドストライクが発表予定。2025/12/03 07:32:4013.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x日経平均株価テクニカル分析-5日線を上値で意識して伸び悩む 日経平均株価は小反発。戻りを試す場面があったが、5日移動平均線(49717円 12/2)付近を上値で意識して伸び悩む展開となった。 RSI(9日)は前日42.5%→55.7%(12/2)へ上昇。あすも上昇しやすいタイミングが続く。5日移動平均線の上昇は続いたが、下向きの10日移動平均線(49293円 同)が足を引っ張る格好となった。 短期的な見方に大きな変化はなく、転換線(49405円 同)などを支持にして、11/20高値(50574円)を超え、目先波動の上げ転換を確認できるかが重要なポイントとなる。 上値メドは、心理的節目の50000円、25日移動平均線(50255円 同)、11/20高値(50574円)、心理的節目の51000円、11/11高値(51513円)、心理的節目の52000円などが想定される。下値メドは、心理的節目の49000円、11/21安値(48490円)、11/19安値(48235円)、心理的節目の48000円や47000円、10/14安値(46544円)などがある。2025/12/03 07:33:1414.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x欧州マーケットダイジェスト・2日 株まちまち・金利低下・円安(2日終値:3日3時時点)ドル・円相場:1ドル=155.94円(2日15時時点比△0.29円)ユーロ・円相場:1ユーロ=181.00円(△0.29円)ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1607ドル(▲0.0003ドル)FTSE100種総合株価指数:9701.80(前営業日比▲0.73)ドイツ株式指数(DAX):23710.86(△121.42)10年物英国債利回り:4.469%(▲0.012%)10年物独国債利回り:2.749%(▲0.002%)※△はプラス、▲はマイナスを表す。(主な欧州経済指標) <発表値> <前回発表値>11月英ネーションワイド住宅価格(前月比) 0.3% 0.2%・改7-9月期南アフリカ国内総生産(GDP)(前期比) 0.5% 0.9%・改(前年比) 2.1% 0.9%・改10月ユーロ圏失業率 6.4% 6.4%・改11月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値(前年比) 2.2% 2.1%11月ユーロ圏HICPコア速報値(前年比) 2.4% 2.4%※改は改定値を表す。▲はマイナス。(各市場の動き)・ドル円は強含み。アジア時間からの流れを引き継いで買いが先行した。手掛かり材料に乏しい中ではあったが、日米株価指数の上昇などを支えに、24時過ぎには156.18円まで本日高値を更新した。もっとも、前日高値の156.24円がレジスタンスとして意識されると買いも一服し、155.70円台まで押し戻される場面もあった。・ユーロドルは神経質な値動き。欧州勢の参入後もしばらくは1.1610ドル前後でのもみ合いとなっていたが、23時過ぎに1.1623ドルまで上値を伸ばした。ただ、プーチン露大統領が「欧州側の要求をロシアは受け入れられない」「もし欧州が戦争を望むなら、我々は準備万端だ」などと発言し、欧州を巡る地政学リスクが意識されると1.1591ドルまで失速。一方で、前日安値の1.1590ドル手前では下げ渋るなど、売りの反応も長続きしなかった。・ユーロ円は小高い。ドル円やユーロドルの上昇につれて181.36円まで買いが入る場面もあったが、露大統領の発言後には180.70円台まで押し戻された。・ロンドン株式相場は小幅続落。前日終値を挟んで神経質に上下し、相場は方向感を欠いた。イングランド銀行(英中銀)のストレステストで主要銀行がいずれも資本要件を満たしたことを受け、銀行株が軒並み高に。一方で、前日上昇していた素材株は売りに押された。・フランクフルト株式相場は反発。米国株高などにつれて、取引時間の終盤に上値を伸ばした。個別ではバイエルが12.08%高と急伸。除草剤の発がん性を巡る米国での訴訟で、米政府がバイエルの主張を支持する方針を示したことが好感された。・欧州債券相場は上昇。2025/12/03 07:33:5215.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x株式明日の戦略-買い先行も失速 気迷いムードの強い地合いが続くか 2日の日経平均は小幅反発。終値は0円17銭高の49303円45銭。 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり471/値下がり1080。日銀の利上げに対する期待から、三菱UFJ、三井住友、みずほFGの3メガバンクがそろって大幅上昇。エヌビディアとの協業が伝わったファナックが急伸し、安川電機やハーモニックなど産業用ロボット関連に買いが波及した。証券会社が投資判断を引き上げたダスキンが上場来高値を更新。新興銘柄が敬遠される中、直近上場銘柄には一転突破を期待した買いが入り、BRANUが16.4%高と急騰した。 一方、東電HDが6%を超える下落。円安に対する期待が後退する中、トヨタやホンダなど自動車株が軒並み安となった。上期が営業減益となった伊藤園が大幅安。月次が失望を誘った三越伊勢丹が6%を超える下落となった。グロース市場では、サンバイオ、プリズムバイオラボ、オンコリスなどバイオ関連の多くが値幅を伴った下げとなった。 日経平均は買い先行も失速。大幅安となった翌日だけに、切り返すのであれば上に値幅が出てほしかった。下げ止まりに対する期待は高まらず、しばらくは気迷いムードの強い地合いが続くだろう。きょうは米国株安を跳ね返してプラスで終えたが、あすは手がかり難が予想されるだけに、本日の米国株の影響を大きく受けることになると思われる。下に振れた場合、節目の49000円を割り込んでしまうと12月の上昇に対する期待が大きく後退する。同水準より上で踏みとどまることができるかに注目したい。2025/12/03 07:34:2216.名無しさん@お金いっぱい。h1I3xNYマーケットダイジェスト・2日 株高・金利横ばい・円安(2日終値)ドル・円相場:1ドル=155.88円(前営業日比△0.42円)ユーロ・円相場:1ユーロ=181.16円(△0.67円)ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1625ドル(△0.0015ドル)ダウ工業株30種平均:47474.46ドル(△185.13ドル)ナスダック総合株価指数:23413.68(△137.76)10年物米国債利回り:4.08%(横ばい)WTI原油先物1月限:1バレル=58.64ドル(▲0.68ドル)金先物2月限:1トロイオンス=4220.8ドル(▲54.0ドル)※△はプラス、▲はマイナスを表す。(主な米経済指標)特になし(各市場の動き)・ドル円は4営業日ぶりに反発。手掛かり材料に乏しいなか、アジア時間からの買いの流れはNY時間に入ると一巡し、156.00円を挟んだもみ合いに転じた。24時過ぎには一時156.18円まで上昇する場面もあったが、前日高値の156.24円がレジスタンスとして意識されると買いも一服。その後は米10年債利回りが低下に転じた影響もあり、やや上値が重くなった。・ユーロドルは7日続伸。1.1610ドルを挟んで神経質に上下した。プーチン露大統領が「欧州側の要求をロシアは受け入れられない」「もし欧州が戦争を望むなら、我々は準備万端だ」などと発言し、欧州を巡る地政学リスクが意識されると一時1.1591ドルまで下押し。もっとも、前日安値の1.1590ドルで下げ止まると買い戻しが入り、5時過ぎには1.1626ドルまで切り返した。・ユーロ円は4営業日ぶりに反発。23時過ぎに181.36円の高値をつけた後、いったんは露大統領の発言を受けて180.70円台まで失速したものの、一巡後は181.20円台まで再び下値を切り上げた。・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。米国の利下げ観測が相場を支えたほか、代表的な暗号資産であるビットコインが上昇したことも投資家心理の改善に寄与した。また、ハイテク株の一角が買われ、指数を押し上げた面もあった。 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。明日に11月ADP全米雇用報告などの発表を控えるなか、積極的に持ち高を傾けにくかった。・原油先物相場は反落。ロシアの石油インフラに対する攻撃や米国とベネズエラの緊張の高まりも、原油相場の支えとはならず。供給過剰への懸念が拭えない中、時間外から上値の重い展開が続いた。58ドル前半で下落は一服したものの、買い戻しの動きは続かなかった。・金先物相場は7営業日ぶりに反落。リスク回避ムードが後退したことで、安全資産とされる金は時間外から持ち高調整の売りが優勢に。ニューヨーク勢の入り際に持ち直す場面もあったが、反発した米株主要指数が重しとなって戻りは限られた。一時4200ドルを割り込む場面もあった。2025/12/03 07:35:0017.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x2日の主な要人発言(時間は日本時間)2日06:42 ブレマン・NZ準備銀行(RBNZ)総裁「低インフレと強い経済の達成を目指す」2日09:14 城内成長戦略(経済財政)相「日銀・政府と緊密に連携し2%目標の持続的達成に向け適切な運営期待」「具体的な金融政策の手法は日銀に委ねるべきだ」2日09:26 片山財務相「植田日銀総裁の発言に対するコメントは控える」「政府と日銀で景気認識の齟齬はない」2日16:32 赤沢経産相「今後も日米合意の実施を促進していく」「総理が言った通り日米同盟は世界で最も偉大な同盟」2日19:05 ベイリー英中銀(BOE)総裁「金融安定へのリスクは高まった」2日22:02 コッハー・オーストリア中銀総裁「欧州中央銀行(ECB)は小幅なCPIの変動に反応する必要はない」3日00:09 プーチン露大統領「欧州は、トランプ政権との交渉による和平実現を妨害している」「欧州側の要求をロシアは受け入れられない」「もし欧州が戦争を望むなら、我々は準備万端だ」3日01:58 トランプ米大統領「次期FRB議長は来年の早いうちに発表する」※時間は日本時間2025/12/03 07:35:3118.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x3日のイベントスケジュール(時間は日本時間)<国内>特になし<海外>○07:00 ◎ ブロック豪準備銀行(RBA)総裁、議会証言○09:30 ☆ 7-9月期豪国内総生産(GDP、予想:前期比0.7%/前年比2.2%)○10:45 ◎ 11月RatingDog中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI、予想:52.1)○16:00 ◎ 11月トルコ消費者物価指数(CPI、予想:前月比1.25%/前年比31.60%)○16:30 ◎ 11月スイスCPI(予想:前月比▲0.2%)○17:50 ◎ 11月仏サービス部門PMI改定値(予想:50.8)○17:55 ◎ 11月独サービス部門PMI改定値(予想:52.7)○18:00 ◎ 11月ユーロ圏サービス部門PMI改定値(予想:53.1)○18:30 ◎ 11月英サービス部門PMI改定値(予想:50.5)○未定 ◇ 10-12月期南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数○19:00 ◎ 10月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.1%/前年比▲0.4%)○19:30 ◎ レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演○未定 ◎ ポーランド中銀、政策金利発表(予想:4.00%に引き下げ)○21:00 ◇ MBA住宅ローン申請指数○22:00 ◇ ドレンツ・スロベニア中銀暫定総裁、講演○22:15 ☆ 11月ADP全米雇用報告(予想:1.0万人)○22:30 ◇ 7-9月期カナダ労働生産性指数(予想:前期比0.5%)○22:30 ◇ 9月米輸入物価指数(予想:前月比0.1%)○22:30 ◎ ラガルドECB総裁、議会証言○23:15 ◎ 9月米鉱工業生産(予想:前月比横ばい) ◇ 設備稼働率(予想:77.3%)○23:45 ◎ 11月米サービス部門PMI改定値(予想:55.0)○23:45 ◎ 11月米総?⑰MI改定値○24:00 ☆ 11月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数(予想:52.1)○4日00:30 ◇ EIA週間在庫統計○4日01:00 ◎ 10月ロシア失業率(予想:2.3%)○4日02:00 ◎ マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。2025/12/03 07:35:5819.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x東京為替見通し=ドル円は売買要因交錯、豪GDP次第で利上げモードになるか 昨日の海外市場でドル円は、一時156.18円まで上昇する場面もあったが、手掛かり材料に乏しいなか156.00円を挟んだもみ合いになった。ユーロドルは欧州を巡る地政学リスクが意識されると一時1.1591ドルまで下押したが、前日安値の1.1590ドル前で下げ止まると買い戻しが入り1.1626ドルまで切り返した。 本日の東京時間でのドル円は、156円を挟んで神経質な動きになるか。日米金利差縮小が上値の重しとなるが、米株が反発したことや高市政権の国債増発を嫌気した円売りが下値を支えることになるだろう。 来週に行われる米連邦公開市場委員(FOMC)、その翌週の日銀金融政策決定会合とこれまで延期になっていた米国の重要経済指標の発表を前に、市場は方向感がなくなってきている。 FOMCでの利下げ確率は9割弱まで上昇していることや、日銀の利上げも概ね市場が織り込んではいる。しかしながら、今後の金融政策は不透明なままだ。米国は16日発表予定の雇用統計や、18日発表予定の消費者物価指数(CPI)の結果を見るまでは、利下げが継続されるのかを判断するのが難しい。一方日銀もこれまでは12月の利上げ以後は据え置かれると予想されていたが、植田日銀総裁が利上げしても「まだ緩和的」と述べていることを考えると、来年再び利上げをする可能性もあり、政策決定会合後の総裁の会見が終わるまでは予断を許さない。ただ、日米金利差が縮小傾向にあることは、ドル円にとって上値の重しにはなる。 一方で、プライマリーバランスを無視した放漫財政の高市政権に対して、市場がネガティブに考えていることもあり、円売りの流れも止めにくい。これまでも日本の純債務残高は比較可能な84カ国で最低水準だったが、国債増発を繰り返すことで財政悪化は拡大し、国際的な評価を損なっている。英国のトラス政権の財政発表時に起こった英国売りのようにはなっていないが、日本売り=円売りが再開される可能性は拭えないままだ。 ドル円は動きにくい展開になるだろうが、本日は豪ドルが大きく動く可能性がある。本日は豪州から7-9月期に国内総生産(GDP)が発表される。市場では前年比で2023年1-3月期以来の高水準となる+2.2%予想となっている。7-9月期の消費者物価指数(CPI)も前年比で+3.2%と予想を上回り、豪準備銀行(RBA)のインフレ目標レンジを上回った。GDPが市場予想通りかそれを上回る結果になった場合は、景気回復、労働市場の逼迫、そして物価上昇圧力の持続によりRBAの次の動きは利上げになる可能性も高い。GDP次第で動意づく豪ドルが本日のアジア時間の主役になるかもしれない。2025/12/03 08:04:5420.名無しさん@お金いっぱい。h1I3x株価指数先物【寄り前】 -1σと25日線とのレンジをキープ大阪12月限ナイトセッション日経225先物 49580 +310 (+0.62%)TOPIX先物 3343.5 +8.5 (+0.25%)シカゴ日経平均先物 49555 +285(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比) 2日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決めるとの観測が、引き続き相場を支えた。トランプ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)の次期議長を来年早々に発表すると述べており、米国家経済会議(NEC)のハセット委員長を選ぶ可能性が高いと伝わるなかで、来年も利下げ基調が続くとの見方もある。そのほか、前日に急落した暗号資産(ビットコイン)が上昇し投資家心理の改善につながっており、ハイテク株の一角を買い戻す動きを誘った。 NYダウ構成銘柄では、ボーイング<BA>、キャタピラー<CAT>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、シスコシステムズ<CSCO>、アップル<AAPL>が買われた。半面、ウォルト・ディズニー<DIS>、コカ・コーラ<KO>、シェブロン<CVX>、IBM<IBM>が軟調。 シカゴ日経平均先物清算値は、大阪比285円高の4万9555円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比70円高の4万9340円で始まった。その後はロング優勢のなかで上げ幅を広げ、米国市場の取引開始直後には4万9740円まで買われる場面もみられた。買い一巡後は下へのバイアスが強まり、4万9280円まで上げ幅を縮めたが、中盤以降はショートカバーを誘う形となり、4万9580円でナイトセッションの取引を終えた。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで4万9280円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、ボリンジャーバンドの-1σ(4万9240円)が支持線として機能する形で切り返しており、ショートを仕掛けにくくさせそうだ。同バンドと25日移動平均線(5万0270円)とのレンジを維持しているため、押し目待ち狙いのロングを誘う可能性もあるだろう。 買い一巡後は膠着感が強まると考えられるが、オプション権利行使価格の4万9750円を中心とした上下の権利行使価格となる、4万9250円から5万0250円のレンジを想定しておきたい。まずは、4万9250円から4万9750円辺りのレンジ推移のなかで、4万9500円を下回る局面では押し目狙いのロングでの対応に向かわせそうであり、4万9500円辺りでの底堅さを確認しつつ、4万9750円を捉えてくるかを見極めたい。4万9750円を突破できればショートカバーを交えてのロングが入りやすくなりそうだ。 ただ、日銀の利上げ観測から金利や為替動向を意識しながらの相場展開になりやすい面もあるため、短期的に仕掛けてくる動きには注意が必要だ。もっとも、スキャルピング中心の商いのため、下へのバイアスが強まる局面では、その後のショートカバーを狙ったスタンスになろう。 2日の米VIX指数は16.59(1日は17.24)に低下した。17.28と75日線(17.50)を下抜けて始まり、一時16.39まで下げる場面もみられた。ボトム圏での保ち合いを継続しており、リスク選好に傾きそうである。 昨日のNT倍率は先物中心限月で14.77倍に低下した。一時14.85倍をつける場面もみられたが、-1σ(14.85倍)が抵抗線として機能する形になった。米国市場の流れを受けて半導体・AI関連株の一角が買われる可能性はあるものの、下向きで推移する-1σに上値を抑えられる形状を続けているため、同バンドを明確に上抜けてくるまではNTロングに振れにくいだろう。2025/12/03 08:16:38
日経225先物オプション実況スレ6
https://talk.jp/boards/market/1760140948
大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 49450 +150 (+0.30%)
TOPIX先物 3343.5 +10.5 (+0.31%)
シカゴ日経平均先物 49475 +175
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
1日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決めるとの観測から、主要な株価指数は前週末まで5日続伸していたこともあり、利益確定や持ち高調整の売りが優勢だった。11月の米ISM製造業景況感指数は前月から悪化し、市場予想を下回ったことが景気減速への懸念につながったほか、暗号資産(ビットコイン)が急落したことも投資家心理を冷ます形となった。
NYダウ構成銘柄では、ウォルト・ディズニー<DIS>、ナイキ<NKE>、エヌビディア<NVDA>、アップル<AAPL>、セールスフォース<CRM>が買われた。半面、メルク<MRK>、アムジェン<AMGN>、マクドナルド<MCD>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が軟調。
シカゴ日経平均先物清算値は、大阪比175円高の4万9475円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比50円安の4万9250円で始まった。その後はショート優勢のなかで下げ幅を広げ、4万9060円まで売られた。ただし、米国市場の取引開始後のリバウンドでプラス圏を回復し、終盤にかけてロング優勢の流れが続き4万9650円まで買われた。引け間際に上げ幅を縮めたが、4万9450円とプラス圏でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されそうだ。日経225先物はナイトセッションで4万9060円まで売られる場面もみられたが、その後の切り返しでボリンジャーバンドの-1σ(4万9310円)を上回って終えており、同バンドを支持線とした底堅さを見極めることになろう。-1σと25日移動平均線(5万0320円)とのレンジを維持できれば、前日の下げに対するショートカバーを誘う可能性もあるだろう。
米国市場は主要な株価指数が6日ぶりに反落したが、NYダウは前週末までの5日間で2000ドルあまり上昇していたこともあり、利食いが入りやすいところである。また、売り先行で始まったエヌビディアが上昇に転じたほか、同社との提携を発表した半導体設計のシノプシス<SNPS>は4.8%超の上昇となった。半導体のマーベル・テクノロジー<MRVL>が1.9%高、オープンAIと提携すると発表したアクセンチュア<ACN>は2.9%上昇した。半導体・AI(人工知能)関連株への手掛かり材料になるとみられ、日経平均型を支えそうだ。
日銀の利上げ観測から金利や為替動向を意識しながらの相場展開になりそうだが、日経225先物は25日線水準から一気に-1σまで下げた。底堅さを見極めることになるが、-1σを割り込んできたとしても節目の4万9000円接近では押し目狙いのロング対応に向かわせよう。
そのため、-1σ水準での攻防を意識しつつ、オプション権利行使価格の4万9000円から5万円のレンジを想定する。市場参加者が限られるなかで先物主導の展開になりやすく、指数インパクトの大きい値がさハイテク株などの動向を手掛かりとした仕掛け的な動きも、下へのバイアスが強まる局面ではその後のカバー狙いとみておきたい。
1日の米VIX指数は17.24(11月28日は16.35)に上昇した。一時18.33まで切り上がり、75日線(17.49)を上抜ける場面もみられた。ただ、その後は上げ幅を縮め、同線を下回っており、リスク回避姿勢は強まらないだろう。
昨日のNT倍率は先物中心限月で14.79倍に低下した。一時14.91倍をつける場面もみられたが、-1σ(14.87倍)をキープできなかった。-2σと75日線が位置する14.58倍が射程に入ってくることで、NTショートに振れやすくなった。しかし、エヌビディアの反発を受けて半導体・AI関連株への資金流入がみられるようだと、NTロングから-1σ突破を試す展開も想定しておきたい。
東京市場は不安定か。米国株は下落。ダウ平均は427ドル安の47289ドルで取引を終えた。10年債利回りの上昇や暗号資産の下落などを嫌気して、全般売りが優勢となった。ドル円は足元155円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが175円高の49475円、ドル建てが200円高の49500円で取引を終えた。
米国株は下落したが、CME225先物は安寄りを示唆していない。きのうの日経平均は900円を超える下落となっており、下に値幅が出る中で米国株の下落はある程度織り込んでいたと考えられる。ただ、きのう月初から大きく崩れているだけに、反動で強く買われるようなら上では戻り売りが出てくる可能性が高い。1日の中でも相場の雰囲気がガラッと変わる場面がありそうで、ドル円やAI関連銘柄の動向をにらみながら荒い動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは49000-50000円。
日経225先物は11時30分時点、前日比230円高の4万9530円(+0.46%)前後で推移。寄り付きは4万9570円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万9475円)を上回る形で、買いが先行して始まった。買い一巡後は4万9410円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、ボリンジャーバンドの-1σ(4万9320円)接近では底堅さが意識された。ただ、中盤にかけてロングが強まり、ナイトセッションでつけた高値(4万9650円)まで買われたものの、上値追いの流れにはならず、終盤にかけては4万9530円から4万9630円辺りでの狭いレンジでの推移となった。
エヌビディア<NVDA>との提携を発表したファナック<6954.T>[東証P]が買われたほか、ファーストリテイリング<9983.T>[東証P]、アドバンテスト<6857.T>[東証P]、レーザーテック<6920.T>[東証P]などが日経平均株価を牽引している。一方で、ソフトバンクグループ<9984.T>[東証P]の下げが重荷になっているため、積極的なロングを手控えさせているようだ。-1σ近辺での押し目待ち狙いのロング対応から、ナイトセッションの高値を再び捉えてくる局面においては、短期的にショートカバーを誘う動きに向かわせよう。
NT倍率は先物中心限月で14.80倍に上昇した。一時14.85倍をつける場面もみられたが、-1σ(14.85倍)が抵抗線として機能する形になった。半導体・AI関連株の一角が買われているものの、下向きで推移する-1σを明確に上抜けないと、NTロングにはシフトしにくいとみられる。
昨日のドル円は、植田日銀総裁の事実上の利上げ宣言を受けて、12月の利上げを欧州時間までに完全に消化。NY時間に入ってからは、むしろ、米10年債利回りが4.0962%まで大幅な上昇となったことに反応して買戻しの動きとなりました。
チャート的にみても、こちらも奇しくも10月17日に内田日銀副総裁が全国信用組合大会での挨拶で「経済・物価の見通しが実現していくとすれば、経済・物価情勢の改善に応じて、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していくことになると考えています」と発言して売り込まれた時と同様に、昨日も一目基準線の154.72円付近でぴたりと下げ止まるといったきれいな下押し。結果的には長い下ひげを伸ばすかたちで感謝祭休暇明けの取引を終えることになりました。
本日の東京市場では、すでに日銀云々というネタは存在しておらず、仲値に向けての本邦実需の買いなどが目立つ展開となっています。いずれにしても、市場は日銀の利上げをほぼほぼ完全に織り込んだ中で、大きな円高への材料をひとつ、自動的に失ったといったところ。目先は一目転換線を戻りの目処として意識する動きとなっていきそうです。
大和証券では、8日に発表予定の7-9月期GDP確報値に関して、前期比-0.5%、同年率-1.9%になると予想している。速報値の前期比-0.4%、同年率-1.8%から小幅な下方修正を見込んでいる。法人企業統計の結果などから、民間企業設備は下方修正されると予想。一方、民間在庫変動は上方修正されると見込んでいる。ただし、今回は20年基準改定に対応した年次推計の結果が反映され、過去分の数字の並びが変わる可能性が高いとのこと。そのため、過去分の推移と合わせて評価すべきと大和ではコメントしている。
植田日銀総裁は、毎年年末になると、タカ派的な見解を示唆するが、2023年から2024年、そして2025年の発言を確認しておきたい。
■2023年:チャレンジ
2023年12月7日、植田日銀総裁は、参院財政金融委員会での答弁で、年末から来年にかけて一段と慎重な金融政策運営が求められるとの認識を示した。植田総裁は4月の就任以降の金融政策運営は、さまざまな不確実性が高い状況の下で「チャレンジングな状況が続いているが、年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる。丁寧な説明、適切な政策に努めていきたい」と語った。
植田日銀総裁のチャレンジング発言を受けて、12月18-19日の日銀金融政策決定会合でのマイナス金利解除観測が高まっていたが、結局大規模金融緩和政策の現状維持が決定された。
12月19日、植田日銀総裁は日銀金融政策決定会合の後の記者会見で、チャレンジング発言について、「国会で仕事への取り組み姿勢を問われ、一段と気を引き締めてというつもりだった」と説明した。
■2024年:利上げのタイミング
2024年11月30日、植田日銀総裁は、「利上げのタイミングについては、経済データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいているといえる」「インフレ率が2%を超え始めている時に一段の円安になればリスクが大きいため、場合によっては対応しないといけなくなる」と述べた。
しかし、12月会合では金融政策の現状維持が決定された。
■2025年:利上げの是非
2025年12月1日、植田日銀総裁は、12月18、19日に開催予定の金融政策決定会合に向けて、企業の賃上げ姿勢に関して精力的に情報収集していると説明した。その上で、内外経済・物価情勢や金融資本市場の動向を、さまざまなデータや情報を基に点検・議論し、同会合で「利上げの是非について適切に判断したい」と語った。
円安が進んでいる為替動向については、「企業の賃金・価格設定行動が積極化する下で、過去と比べると為替の変動が物価に影響を及ぼしやすくなっている」と指摘した。こうした動きが、基調的な物価上昇率に影響する可能性に留意が必要との認識を示した。
植田日銀総裁は、11月21日の衆院・財務金融委員会で、為替円安に端を発した物価上昇が予想物価上昇率への影響を通じて「基調的な物価上昇率に影響する可能性にも留意していかないといけない」と述べ、為替円安に警戒感を示した。
本日のロンドン為替市場では、ユーロドルは11月消費者物価指数(HICP)速報値に注目が集まりそうだ。市場予想は前年比2.1%と前月並みの伸びが見込まれている。
先月27日に公表された欧州中銀(ECB)理事会議事要旨(10/29-30分)では、上振れと下振れの双方向のリスクがあることを考慮し、「現行の政策金利水準は、ショックに対応する上で十分に強固と見なされるべきだ」と指摘したほか、一部当局者が「リスクが顕在化しない限り、現在の良好な見通しは維持される可能性が高いため、利下げサイクルは終了した」と主張したことなどが明らかとなった。これらを受け、市場では利下げサイクルが休止したとの見方が浮上している。
もし本日のHICPが予想を上回る伸びとなれば、利下げ休止の見方を後押ししてユーロが買われることも考えられる。とはいえ、9月の2.2%を上回れないとインフレの伸び加速とはいいがたく、ユーロ買いの動きが出ても緩やかになるかもしれない。
他方、南アフリカでは7-9月期国内総生産(GDP)の発表が予定されており、市場予想は前期比が+0.5%、前年比は+1.8%となっている。貴金属市場が上昇するなどランドは対円、対ドルで堅調に推移する中、予想を上回る伸びとなればランドにとって追い風となるかもしれない。
想定レンジ上限
・ユーロドル:日足・一目均衡表の雲の下限1.1667ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル:11月26日安値1.1547ドル
ドル円:1ドル=155.65円(前営業日NY終値比△0.19円)
ユーロ円:1ユーロ=180.71円(△0.22円)
ユーロドル:1ユーロ=1.1610ドル(横ばい)
日経平均株価:49303.45円(前営業日比△0.17円)
東証株価指数(TOPIX):3341.06(△2.73)
債券先物12月物:134.70円(△0.27円)
新発10年物国債利回り:1.855%(▲0.020%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な国内経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月マネタリーベース
前年同月比 ▲8.5% ▲7.8%
11月消費動向調査(消費者態度指数、一般世帯)
37.5 35.8
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は強含み。前日NY市場午後からのドル買いの流れを引き継いで始まると、仲値の値決めにかけたドル買いも入り、10時過ぎに155.77円まで上昇。その後は手掛かり材料に乏しい中で155円台後半でのもみ合いが続いたが、15時半前後に155.81円までわずかに本日高値を更新した。
・ユーロ円は小高い。ドル円の上昇に連れて180.78円まで値を上げた後は、ドル円、ユーロドル共に小動きとなった事もありもみ合いが続くも、その後のドル円の小幅高に連れて180.82円まで上値を伸ばした。
・ユーロドルは動意薄。手掛かり材料に乏しい中で値幅はわずか10pips程度に留まり、欧州勢参入待ちのムードとなった。
・日経平均株価はほぼ横ばい。前日に大きく下落した反動から買いが先行してスタートするも、買いの勢いは続かず。午後に入り下げに転じる場面も見られたが、引けにかけて前日大引け水準に戻して取引を終えた。
・債券先物相場は3営業日ぶり反発。前日に大きく下落した反動から買いが入るも、その後は10年債入札を前に動きが鈍った。午後に入り10年債入札が強めの結果となったことも債券買いを誘い、134.72円まで一段高となった。
大阪12月限
日経225先物 49270 -30 (-0.06%)
TOPIX先物 3335.0 +2.0 (+0.06%)
日経225先物(12月限)は前日比30円安の4万9270円で取引を終了。寄り付きは4万9570円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万9475円)を上回る形で、買いが先行した。買い一巡後は4万9410円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、ボリンジャーバンドの-1σ(4万9290円)接近では底堅さが意識された。ただ、前場中盤にかけてロングが強まり、ナイトセッションでつけた高値(4万9650円)まで買われたものの、同水準を上抜くことはできなかった。
積極的なロングが手控えられるなかで、後場の取引開始時には4万9310円まで上げ幅を縮めた。その後4万9550円辺りまで切り返したものの、終盤にかけて再び不安定な値動きから軟化すると、引け間際には4万9250円まで売られた。
エヌビディア<NVDA>との提携を発表したファナック<6954.T>[東証P]が買われたほか、ファーストリテイリング<9983.T>[東証P]、アドバンテスト<6857.T>[東証P]などが日経平均株価を支えた。一方で、ソフトバンクグループ<9984.T>[東証P]が下げ幅を広げ、買い先行で始まった東京エレクトロン<8035.T>[東証P]も軟化したことで、方向感をつかみにくくさせていた。
日経225先物は後場中盤までは-1σ水準での底堅さがみられていたが、後場終盤にかけて同バンドを割り込む形になった。下へのバイアスは強まらなかったものの、引き続き-1σ水準での攻防が意識されそうである。週間形状では上向きで推移する13週移動平均線(4万8170円)が支持線として機能していることで、押し目狙いのロング対応になるが、+1σ(5万0590円)が抵抗線となる。
日足では-1σと25日線(5万0260円)とのレンジだが、-1σを明確に割り込んでくると、13週線が位置する-2σ(4万8200円)水準が射程に入ってくるだろう。-1σ水準での攻防から-2σまでの調整を想定しておく必要はありそうで、同時に13週線到達でリバウンド狙いのタイミングになりそうだ。そのため、-1σ水準での攻防を意識しつつ、オプション権利行使価格の4万8000円から5万円のレンジを想定する。
NT倍率は先物中心限月で14.77倍に低下した。一時14.85倍をつける場面もみられたが、-1σ(14.85倍)が抵抗線として機能する形になった。半導体・AI(人工知能)関連株の一角が買われているものの、下向きで推移する-1σに上値を抑えられる形状を続けており、-2σ(14.56倍)が意識されそうだ。
手口面(12月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が1万2217枚、ソシエテジェネラル証券が5762枚、モルガンMUFG証券が1585枚、JPモルガン証券が1253枚、みずほ証券が1145枚、松井証券が982枚、バークレイズ証券が812枚、日産証券が723枚、SBI証券が720枚、ゴールドマン証券が714枚だった。
TOPIX先物はソシエテジェネラル証券が1万5510枚、ABNクリアリン証券が1万5279枚、バークレイズ証券が6380枚、ゴールドマン証券が5225枚、モルガンMUFG証券が4475枚、JPモルガン証券が4386枚、みずほ証券が2679枚、シティグループ証券が2293枚、野村証券が1717枚、ビーオブエー証券が1135枚だった。
本日のNY為替市場のドル円は、重要な経済指標や要人発言の予定がないことで、次期FRB議長候補やパウエルFRB議長の去就に関するヘッドラインに警戒していくことになる。
また、今月から米連邦準備理事会(FRB)は量的金融引締政策(QT)を終了しており、流動性の変化を受けた市場の動向にも警戒していきたい。
本日は次期FRB議長候補の一人であるボウマンFRB副議長の議会証言が予定されているが、ブラックアウト期間のため金融政策への言及は期待できない。
来週9-10日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、先日のウィリアムズ米NY連銀総裁の利下げ示唆発言などを受けて、FF金利誘導目標が3.50-75%へ引き下げられることはほぼ織り込み済みとなっている。
昨日発表された11月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数は48.2で、10月の48.7から悪化、雇用指数は44.0で10月の46.0から悪化、価格指数は58.5で10月は58.0からは上昇していた。
米連邦準備理事会(FRB)に関する注目ポイントとしては、11月30日にトランプ米大統領が次期FRB議長を決定したとの発言を受けて、最有力候補と報じられているハセット米国家経済会議(NEC)委員長なのか、そして、辞任の噂が流れているパウエルFRB議長の去就などが挙げられる。
米財務省は昨年11月14日に「外国為替報告書」を公表しているが、6月に公表された「外国為替報告書」では、日本銀行の追加利上げを通じて円安修正が進むことが期待されていた。
昨日は、植田日銀総裁が利上げの可能性に言及したことで、今後発表される「外国為替報告書」への注目度合いは後退した。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、157.19円(11/24高値)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、154.67円(12/1安値)
今晩は底堅い展開か。12月入りとなった昨日は先週まで主要3指数が5営業日続伸したことや、AI関連投資のリターンへの懸念、ビットコイン価格が大幅に下落したことなどセンチメントが悪化し、リスク回避の流れが優勢だった。ダウ平均が427.09ドル安(-0.90%)、ハイテク株主体のナスダック総合も0.38%安と、ともに6営業日ぶりに反落した。S&P500採用銘柄は363銘柄が下落し、上昇は140銘柄にとどまった。
今晩の取引ではAI株のバリュエーション面の懸念やビットコイン価格の下落を受けたリスクセンチメントの悪化が引き続き相場の重しとなることが予想されるものの、12月9-10日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ見通しや年末株高アノマリー期待などを背景に底堅い展開か。12月はダウ平均とS&P500が1950年以降で3番目に好調な月で、ナスダック総合も1971年以降で3番目の好調月となっている。FOMCではCMEのフェドウォッチ・ツールの利下げ確率が87%と利下げかほぼ確実視されているほか、ブラックフライデーの消費額が前年比9.1%増と、感謝祭ホリデーの消費堅調も伝えられており、利下げ期待や年末ラリーへの期待が相場の支えとなりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは9月建設支出、9月乗用車・トラック総販売台数、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長議会証言など。企業決算は引け後にクラウドストライクが発表予定。
日経平均株価は小反発。戻りを試す場面があったが、5日移動平均線(49717円 12/2)付近を上値で意識して伸び悩む展開となった。
RSI(9日)は前日42.5%→55.7%(12/2)へ上昇。あすも上昇しやすいタイミングが続く。5日移動平均線の上昇は続いたが、下向きの10日移動平均線(49293円 同)が足を引っ張る格好となった。
短期的な見方に大きな変化はなく、転換線(49405円 同)などを支持にして、11/20高値(50574円)を超え、目先波動の上げ転換を確認できるかが重要なポイントとなる。
上値メドは、心理的節目の50000円、25日移動平均線(50255円 同)、11/20高値(50574円)、心理的節目の51000円、11/11高値(51513円)、心理的節目の52000円などが想定される。下値メドは、心理的節目の49000円、11/21安値(48490円)、11/19安値(48235円)、心理的節目の48000円や47000円、10/14安値(46544円)などがある。
(2日終値:3日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=155.94円(2日15時時点比△0.29円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=181.00円(△0.29円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1607ドル(▲0.0003ドル)
FTSE100種総合株価指数:9701.80(前営業日比▲0.73)
ドイツ株式指数(DAX):23710.86(△121.42)
10年物英国債利回り:4.469%(▲0.012%)
10年物独国債利回り:2.749%(▲0.002%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
11月英ネーションワイド住宅価格
(前月比) 0.3% 0.2%・改
7-9月期南アフリカ国内総生産(GDP)
(前期比) 0.5% 0.9%・改
(前年比) 2.1% 0.9%・改
10月ユーロ圏失業率
6.4% 6.4%・改
11月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値
(前年比) 2.2% 2.1%
11月ユーロ圏HICPコア速報値
(前年比) 2.4% 2.4%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は強含み。アジア時間からの流れを引き継いで買いが先行した。手掛かり材料に乏しい中ではあったが、日米株価指数の上昇などを支えに、24時過ぎには156.18円まで本日高値を更新した。もっとも、前日高値の156.24円がレジスタンスとして意識されると買いも一服し、155.70円台まで押し戻される場面もあった。
・ユーロドルは神経質な値動き。欧州勢の参入後もしばらくは1.1610ドル前後でのもみ合いとなっていたが、23時過ぎに1.1623ドルまで上値を伸ばした。ただ、プーチン露大統領が「欧州側の要求をロシアは受け入れられない」「もし欧州が戦争を望むなら、我々は準備万端だ」などと発言し、欧州を巡る地政学リスクが意識されると1.1591ドルまで失速。一方で、前日安値の1.1590ドル手前では下げ渋るなど、売りの反応も長続きしなかった。
・ユーロ円は小高い。ドル円やユーロドルの上昇につれて181.36円まで買いが入る場面もあったが、露大統領の発言後には180.70円台まで押し戻された。
・ロンドン株式相場は小幅続落。前日終値を挟んで神経質に上下し、相場は方向感を欠いた。イングランド銀行(英中銀)のストレステストで主要銀行がいずれも資本要件を満たしたことを受け、銀行株が軒並み高に。一方で、前日上昇していた素材株は売りに押された。
・フランクフルト株式相場は反発。米国株高などにつれて、取引時間の終盤に上値を伸ばした。個別ではバイエルが12.08%高と急伸。除草剤の発がん性を巡る米国での訴訟で、米政府がバイエルの主張を支持する方針を示したことが好感された。
・欧州債券相場は上昇。
2日の日経平均は小幅反発。終値は0円17銭高の49303円45銭。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり471/値下がり1080。日銀の利上げに対する期待から、三菱UFJ、三井住友、みずほFGの3メガバンクがそろって大幅上昇。エヌビディアとの協業が伝わったファナックが急伸し、安川電機やハーモニックなど産業用ロボット関連に買いが波及した。証券会社が投資判断を引き上げたダスキンが上場来高値を更新。新興銘柄が敬遠される中、直近上場銘柄には一転突破を期待した買いが入り、BRANUが16.4%高と急騰した。
一方、東電HDが6%を超える下落。円安に対する期待が後退する中、トヨタやホンダなど自動車株が軒並み安となった。上期が営業減益となった伊藤園が大幅安。月次が失望を誘った三越伊勢丹が6%を超える下落となった。グロース市場では、サンバイオ、プリズムバイオラボ、オンコリスなどバイオ関連の多くが値幅を伴った下げとなった。
日経平均は買い先行も失速。大幅安となった翌日だけに、切り返すのであれば上に値幅が出てほしかった。下げ止まりに対する期待は高まらず、しばらくは気迷いムードの強い地合いが続くだろう。きょうは米国株安を跳ね返してプラスで終えたが、あすは手がかり難が予想されるだけに、本日の米国株の影響を大きく受けることになると思われる。下に振れた場合、節目の49000円を割り込んでしまうと12月の上昇に対する期待が大きく後退する。同水準より上で踏みとどまることができるかに注目したい。
(2日終値)
ドル・円相場:1ドル=155.88円(前営業日比△0.42円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=181.16円(△0.67円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1625ドル(△0.0015ドル)
ダウ工業株30種平均:47474.46ドル(△185.13ドル)
ナスダック総合株価指数:23413.68(△137.76)
10年物米国債利回り:4.08%(横ばい)
WTI原油先物1月限:1バレル=58.64ドル(▲0.68ドル)
金先物2月限:1トロイオンス=4220.8ドル(▲54.0ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
特になし
(各市場の動き)
・ドル円は4営業日ぶりに反発。手掛かり材料に乏しいなか、アジア時間からの買いの流れはNY時間に入ると一巡し、156.00円を挟んだもみ合いに転じた。24時過ぎには一時156.18円まで上昇する場面もあったが、前日高値の156.24円がレジスタンスとして意識されると買いも一服。その後は米10年債利回りが低下に転じた影響もあり、やや上値が重くなった。
・ユーロドルは7日続伸。1.1610ドルを挟んで神経質に上下した。プーチン露大統領が「欧州側の要求をロシアは受け入れられない」「もし欧州が戦争を望むなら、我々は準備万端だ」などと発言し、欧州を巡る地政学リスクが意識されると一時1.1591ドルまで下押し。もっとも、前日安値の1.1590ドルで下げ止まると買い戻しが入り、5時過ぎには1.1626ドルまで切り返した。
・ユーロ円は4営業日ぶりに反発。23時過ぎに181.36円の高値をつけた後、いったんは露大統領の発言を受けて180.70円台まで失速したものの、一巡後は181.20円台まで再び下値を切り上げた。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反発。米国の利下げ観測が相場を支えたほか、代表的な暗号資産であるビットコインが上昇したことも投資家心理の改善に寄与した。また、ハイテク株の一角が買われ、指数を押し上げた面もあった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も反発した。
・米国債券相場で長期ゾーンは横ばい。明日に11月ADP全米雇用報告などの発表を控えるなか、積極的に持ち高を傾けにくかった。
・原油先物相場は反落。ロシアの石油インフラに対する攻撃や米国とベネズエラの緊張の高まりも、原油相場の支えとはならず。供給過剰への懸念が拭えない中、時間外から上値の重い展開が続いた。58ドル前半で下落は一服したものの、買い戻しの動きは続かなかった。
・金先物相場は7営業日ぶりに反落。リスク回避ムードが後退したことで、安全資産とされる金は時間外から持ち高調整の売りが優勢に。ニューヨーク勢の入り際に持ち直す場面もあったが、反発した米株主要指数が重しとなって戻りは限られた。一時4200ドルを割り込む場面もあった。
2日06:42 ブレマン・NZ準備銀行(RBNZ)総裁
「低インフレと強い経済の達成を目指す」
2日09:14 城内成長戦略(経済財政)相
「日銀・政府と緊密に連携し2%目標の持続的達成に向け適切な運営期待」
「具体的な金融政策の手法は日銀に委ねるべきだ」
2日09:26 片山財務相
「植田日銀総裁の発言に対するコメントは控える」
「政府と日銀で景気認識の齟齬はない」
2日16:32 赤沢経産相
「今後も日米合意の実施を促進していく」
「総理が言った通り日米同盟は世界で最も偉大な同盟」
2日19:05 ベイリー英中銀(BOE)総裁
「金融安定へのリスクは高まった」
2日22:02 コッハー・オーストリア中銀総裁
「欧州中央銀行(ECB)は小幅なCPIの変動に反応する必要はない」
3日00:09 プーチン露大統領
「欧州は、トランプ政権との交渉による和平実現を妨害している」
「欧州側の要求をロシアは受け入れられない」
「もし欧州が戦争を望むなら、我々は準備万端だ」
3日01:58 トランプ米大統領
「次期FRB議長は来年の早いうちに発表する」
※時間は日本時間
<国内>
特になし
<海外>
○07:00 ◎ ブロック豪準備銀行(RBA)総裁、議会証言
○09:30 ☆ 7-9月期豪国内総生産(GDP、予想:前期比0.7%/前年比2.2%)
○10:45 ◎ 11月RatingDog中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI、予想:52.1)
○16:00 ◎ 11月トルコ消費者物価指数(CPI、予想:前月比1.25%/前年比31.60%)
○16:30 ◎ 11月スイスCPI(予想:前月比▲0.2%)
○17:50 ◎ 11月仏サービス部門PMI改定値(予想:50.8)
○17:55 ◎ 11月独サービス部門PMI改定値(予想:52.7)
○18:00 ◎ 11月ユーロ圏サービス部門PMI改定値(予想:53.1)
○18:30 ◎ 11月英サービス部門PMI改定値(予想:50.5)
○未定 ◇ 10-12月期南アフリカ経済研究所(BER)企業信頼感指数
○19:00 ◎ 10月ユーロ圏卸売物価指数(PPI、予想:前月比0.1%/前年比▲0.4%)
○19:30 ◎ レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト、講演
○未定 ◎ ポーランド中銀、政策金利発表(予想:4.00%に引き下げ)
○21:00 ◇ MBA住宅ローン申請指数
○22:00 ◇ ドレンツ・スロベニア中銀暫定総裁、講演
○22:15 ☆ 11月ADP全米雇用報告(予想:1.0万人)
○22:30 ◇ 7-9月期カナダ労働生産性指数(予想:前期比0.5%)
○22:30 ◇ 9月米輸入物価指数(予想:前月比0.1%)
○22:30 ◎ ラガルドECB総裁、議会証言
○23:15 ◎ 9月米鉱工業生産(予想:前月比横ばい)
◇ 設備稼働率(予想:77.3%)
○23:45 ◎ 11月米サービス部門PMI改定値(予想:55.0)
○23:45 ◎ 11月米総?⑰MI改定値
○24:00 ☆ 11月米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業指数(予想:52.1)
○4日00:30 ◇ EIA週間在庫統計
○4日01:00 ◎ 10月ロシア失業率(予想:2.3%)
○4日02:00 ◎ マン英中銀金融政策委員会(MPC)委員、講演
※「予想」は特に記載のない限り市場予想平均を表す。▲はマイナス。
※重要度、高は☆、中は◎、低◇とする。
昨日の海外市場でドル円は、一時156.18円まで上昇する場面もあったが、手掛かり材料に乏しいなか156.00円を挟んだもみ合いになった。ユーロドルは欧州を巡る地政学リスクが意識されると一時1.1591ドルまで下押したが、前日安値の1.1590ドル前で下げ止まると買い戻しが入り1.1626ドルまで切り返した。
本日の東京時間でのドル円は、156円を挟んで神経質な動きになるか。日米金利差縮小が上値の重しとなるが、米株が反発したことや高市政権の国債増発を嫌気した円売りが下値を支えることになるだろう。
来週に行われる米連邦公開市場委員(FOMC)、その翌週の日銀金融政策決定会合とこれまで延期になっていた米国の重要経済指標の発表を前に、市場は方向感がなくなってきている。
FOMCでの利下げ確率は9割弱まで上昇していることや、日銀の利上げも概ね市場が織り込んではいる。しかしながら、今後の金融政策は不透明なままだ。米国は16日発表予定の雇用統計や、18日発表予定の消費者物価指数(CPI)の結果を見るまでは、利下げが継続されるのかを判断するのが難しい。一方日銀もこれまでは12月の利上げ以後は据え置かれると予想されていたが、植田日銀総裁が利上げしても「まだ緩和的」と述べていることを考えると、来年再び利上げをする可能性もあり、政策決定会合後の総裁の会見が終わるまでは予断を許さない。ただ、日米金利差が縮小傾向にあることは、ドル円にとって上値の重しにはなる。
一方で、プライマリーバランスを無視した放漫財政の高市政権に対して、市場がネガティブに考えていることもあり、円売りの流れも止めにくい。これまでも日本の純債務残高は比較可能な84カ国で最低水準だったが、国債増発を繰り返すことで財政悪化は拡大し、国際的な評価を損なっている。英国のトラス政権の財政発表時に起こった英国売りのようにはなっていないが、日本売り=円売りが再開される可能性は拭えないままだ。
ドル円は動きにくい展開になるだろうが、本日は豪ドルが大きく動く可能性がある。本日は豪州から7-9月期に国内総生産(GDP)が発表される。市場では前年比で2023年1-3月期以来の高水準となる+2.2%予想となっている。7-9月期の消費者物価指数(CPI)も前年比で+3.2%と予想を上回り、豪準備銀行(RBA)のインフレ目標レンジを上回った。GDPが市場予想通りかそれを上回る結果になった場合は、景気回復、労働市場の逼迫、そして物価上昇圧力の持続によりRBAの次の動きは利上げになる可能性も高い。GDP次第で動意づく豪ドルが本日のアジア時間の主役になるかもしれない。
大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 49580 +310 (+0.62%)
TOPIX先物 3343.5 +8.5 (+0.25%)
シカゴ日経平均先物 49555 +285
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
2日の米国市場は、NYダウ、 S&P500、ナスダックの主要な株価指数が上昇。12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利下げを決めるとの観測が、引き続き相場を支えた。トランプ米大統領は米連邦準備理事会(FRB)の次期議長を来年早々に発表すると述べており、米国家経済会議(NEC)のハセット委員長を選ぶ可能性が高いと伝わるなかで、来年も利下げ基調が続くとの見方もある。そのほか、前日に急落した暗号資産(ビットコイン)が上昇し投資家心理の改善につながっており、ハイテク株の一角を買い戻す動きを誘った。
NYダウ構成銘柄では、ボーイング<BA>、キャタピラー<CAT>、ハネウェル・インターナショナル<HON>、シスコシステムズ<CSCO>、アップル<AAPL>が買われた。半面、ウォルト・ディズニー<DIS>、コカ・コーラ<KO>、シェブロン<CVX>、IBM<IBM>が軟調。
シカゴ日経平均先物清算値は、大阪比285円高の4万9555円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは、日中比70円高の4万9340円で始まった。その後はロング優勢のなかで上げ幅を広げ、米国市場の取引開始直後には4万9740円まで買われる場面もみられた。買い一巡後は下へのバイアスが強まり、4万9280円まで上げ幅を縮めたが、中盤以降はショートカバーを誘う形となり、4万9580円でナイトセッションの取引を終えた。
シカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まりそうだ。日経225先物はナイトセッションで4万9280円まで上げ幅を縮める場面もみられたが、ボリンジャーバンドの-1σ(4万9240円)が支持線として機能する形で切り返しており、ショートを仕掛けにくくさせそうだ。同バンドと25日移動平均線(5万0270円)とのレンジを維持しているため、押し目待ち狙いのロングを誘う可能性もあるだろう。
買い一巡後は膠着感が強まると考えられるが、オプション権利行使価格の4万9750円を中心とした上下の権利行使価格となる、4万9250円から5万0250円のレンジを想定しておきたい。まずは、4万9250円から4万9750円辺りのレンジ推移のなかで、4万9500円を下回る局面では押し目狙いのロングでの対応に向かわせそうであり、4万9500円辺りでの底堅さを確認しつつ、4万9750円を捉えてくるかを見極めたい。4万9750円を突破できればショートカバーを交えてのロングが入りやすくなりそうだ。
ただ、日銀の利上げ観測から金利や為替動向を意識しながらの相場展開になりやすい面もあるため、短期的に仕掛けてくる動きには注意が必要だ。もっとも、スキャルピング中心の商いのため、下へのバイアスが強まる局面では、その後のショートカバーを狙ったスタンスになろう。
2日の米VIX指数は16.59(1日は17.24)に低下した。17.28と75日線(17.50)を下抜けて始まり、一時16.39まで下げる場面もみられた。ボトム圏での保ち合いを継続しており、リスク選好に傾きそうである。
昨日のNT倍率は先物中心限月で14.77倍に低下した。一時14.85倍をつける場面もみられたが、-1σ(14.85倍)が抵抗線として機能する形になった。米国市場の流れを受けて半導体・AI関連株の一角が買われる可能性はあるものの、下向きで推移する-1σに上値を抑えられる形状を続けているため、同バンドを明確に上抜けてくるまではNTロングに振れにくいだろう。