レーガンサッチャー経済理論アーカイブ最終更新 2017/08/12 17:471.名無しさんSJzYbrUeまず、サッチャーが政権を握る以前、イギリスにおいては国有化が大規模に始められ、それは多くの国の国有化に影響を与えてきた。このイギリスの国有化は第二次大戦後すぐに成立した法律によってその枠組みが作られた。そして労働党が国有化を推し進めようとし、保守党がそれに反対してきたのは事実であるけれども、しかし、戦後の国有化の実施 過程を見ると名目上ほど対立していたわけではなかった。 すなわち、石炭・ガスに見られるように、当時これらの産業は困難な状況にあったので、民営のままでは無理といられていた。そのため、保守党は国有化にほとんど反対しなかった。インペリアル・エアウェイズの場合も国家利害の観点からほとんど反対されなかった。つまり、これらの国有化は、もちろん公共的利益の追求ということも目的とされていたの ではあるが、困難に陥った私企業の救済的な要素が強かったのである。出典 https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/economics/15025276252017/08/12 17:47:051すべて|最新の50件
それは多くの国の国有化に影響を与えてきた。このイギリスの国有化は第二次大戦後すぐ
に成立した法律によってその枠組みが作られた。そして労働党が国有化を推し進めようと
し、保守党がそれに反対してきたのは事実であるけれども、しかし、戦後の国有化の実施 過程を見ると名目上ほど対立していたわけではなかった。 すなわち、石炭・ガスに見られるように、当時これらの産業は困難な状況にあったので、
民営のままでは無理といられていた。そのため、保守党は国有化にほとんど反対しなかっ
た。インペリアル・エアウェイズの場合も国家利害の観点からほとんど反対されなかった。
つまり、これらの国有化は、もちろん公共的利益の追求ということも目的とされていたの ではあるが、困難に陥った私企業の救済的な要素が強かったのである。