【弘法大師】真言密教 総合スレ【高野聖】 Part 2最終更新 2025/10/07 03:561.神も仏も名無しさんww37s古義真言宗から真如苑まで縦横無尽に語るスレ2023/12/05 15:59:0396コメント欄へ移動すべて|最新の50件47.◆JBLfMwCXhYKyH0Pオン アボキャ ベイロシャノウ マカボダラ マニ ハンドマ ジンバラ ハラバリタヤ ウン2025/09/01 07:37:1648.神も仏も名無しさんUITav光明真言😀2025/09/01 07:39:2249.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(1)『三教指帰』空海の著作(2)『弁顕密二教論』上下2巻空海の著作(3)「風信帖」空海の著作(4)『即身成仏義』(そくしんじょうぶつぎ)空海の著作(5)『声字実相義』空海の著作(6)『吽字義』空海の著作(7)『般若心経秘鍵』空海の著作(8)『秘密曼荼羅十住心論』10巻空海の著作(9)『秘密曼荼羅教付法伝』2巻、『真言付法伝』空海の著作(10)『文鏡秘府論』6巻空海の著作(11)『篆隷万象名義』30巻空海の著作(12)『性霊集』(しょうりょうしゅう)10巻空海の著作(13)『高野雑筆集』上下2巻空海の著作(14)『秘蔵宝鑰』2025/09/07 09:48:2950.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(1)『三教指帰』空海は大学を辞め、世俗での出世の道を諦め、出家の道を選んだとき、親族や知人から非難されました。それに応える形で書いたのが、『聾瞽指帰』(ろうこしいき)です。のちに、空海は『聾瞽指帰』に修正を加え、書名を『三教指帰』(さんごうしいき)に改めました。儒教、道教、仏教を比較し、仏教がもっともすぐれていることを主張する内容になっています。性格が荒く、礼儀知らずな若者の蛭牙公子(しつがこうし)に対して、儒教の亀毛(きもう)先生、道教の虚亡隠士(きょぶいんし)、仏教の仮名乞児(かめいこつじ)がそれぞれの説を主張します。その結果、仮名乞児がみなを納得させるというストーリーです。2025/09/07 09:48:5451.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(2)『弁顕密二教論』上下2巻空海が唐から帰国してまもないころに著したのが『弁顕密二教論』(べんけんみつにきょうろん)です。空海が唐から持ち帰った密教と、従来の顕教(けんぎょう:華厳、天台、法相、三論などの諸宗)とを区別し、顕教よりも密教のほうがすぐれていると論じています。空海の教えの中心は密教である一方、他のすべての教えは顕教で、密教は顕教を含み持っていると主張するのです。つまり、顕教は密教の一部であるにすぎず、密教は広さと深さにおいて顕教よりも優位だということです。2025/09/07 09:49:1552.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(3)「風信帖」空海が最澄に宛てて書いた手紙3通を1つの巻物にしたものです。手紙の冒頭に「風信雲書」とあり、最初の2文字をとって「風信帖」(ふうしんじょう)と呼ばれています。空海と最澄の交流の様子を窺い知るための貴重な資料です。「三筆」に数えられる空海の直筆で、書道の見本としても参照されています。国宝に指定され、東寺(教王護国寺)に所蔵されています。2025/09/07 09:49:3653.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(4)『即身成仏義』(そくしんじょうぶつぎ)〝私たち人間はこの身このままで仏である〟という「即身成仏」(そくしんじょうぶつ)の考え方を示し、その可能性を〝立証〟したのが『即身成仏義』(そくしんじょうぶつぎ)です。真言宗では、教えの根幹を説くもっとも重要な書物とされています。宇宙のなかのあらゆるものは「体」(性質)「相」(姿)「用」(働き)の3つの側面から成り立っており、これらが「六大」「四曼」「三密」という概念によって説明されています。そして、自分の仏性に気づき、「三密加持」(さんみつかじ)を修すれば、即身成仏への道が開けると説かれています。2025/09/07 09:49:5554.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(5)『声字実相義』空海は、言葉、すなわち音声と文字をとても重視しました。音声と文字がなければ、教えや人生は成り立たないと考えたからです。そして、真言密教の教主である大日如来は、音声と文字を通して私たちに語りかけると説いたのが、『声字実相義』(しょうじじっそうぎ)です。鳥の鳴き声も騒音も、すべての音は大日如来の声であり、自然の景色も壁のシミも、視覚で捉えられるすべての現象は大日如来の文字だと説かれています。つまり、音声と文字という言葉はたんなる伝達手段ではなく、仏の真理を体現しているとされるのです。2025/09/07 09:50:1555.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(6)『吽字義』『即身成仏義』『声字実相義』と並んで「三部書」と呼ばれているのが『吽字義』(うんじぎ)です。「吽」は古代インドのサンスクリット語において最後の音で、一般には万物の始まりと終わりという意味が込められているとされます。しかし、空海による「吽」の分析では、その1字のなかにすべての教・理・行・果が含まれ、最終的には大日如来を意味するとされます。そして、大日如来はあらゆる価値の源泉であり、いっさいの価値は大日如来に含まれると説かれています。2025/09/07 09:50:3956.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(7)『般若心経秘鍵』『般若心経』は多くの宗派で読まれ、また書写されていますが、その『般若心経』を真言密教の立場から独自に解釈したのが、『般若心経秘鍵』(はんにゃしんぎょうひけん)です。ふつう『般若心経』は、あらゆる仏教諸宗諸派の〝教えの真髄〟を最大公約数的にまとめた経典だと言われます。しかし、空海によれば、『般若心経』を真言密教の立場から解釈すると、262文字というとても短い経文のなかに、あらゆる仏教諸宗諸派の〝教えのすべて〟が含まれているといいます。そのため、真言密教を仏教界全体に広めるための重要な著作だと位置づけられています。2025/09/07 09:50:5757.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(8)『秘密曼荼羅十住心論』10巻教えに関する著作のなかでもっともボリュームがあるのが、『秘密曼荼羅十住心論』(ひみつまんだらじゅうじゅうしんろん)、略して『十住心論』です。『大日経』の「住心品」(じゅうしんぼん)の記述にもとづき、世の中の考え方や価値観における心のあり方を10段階に分け、各段階の特徴と、最低段階から最高段階へいたる方法について論じています。ちなみに、最低段階は、煩悩(ぼんのう)にまみれ道徳的な善悪の区別がつかない動物的な心=「異生羝羊住心」(いしょうていようじゅうしん)で、最高段階は、真言密教における悟りの境地=「秘密荘厳住心」(ひみつしょうごんじゅうしん)です。2025/09/07 09:51:2158.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(9)『秘密曼荼羅教付法伝』2巻、『真言付法伝』真言密教の教えは、大日如来→金剛薩?(こんごうさった)→龍猛(りゅうみょう)→龍智→金剛智→不空(ふくう)→恵果(けいか)→空海と受け継がれてきました。この法の伝承を「付法」と呼びますが、その相承の経過と、各相承者の経歴を述べたのが、『秘密曼荼羅教付法伝』(ひみつまんだらきょうふほうでん)、略して『広付法伝』、そして『真言付法伝』(しんごんふほうでん)、略して『略付法伝』です。宗教的に重要なだけでなく、歴史的にも価値がある著作とされています。2025/09/07 09:51:5859.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(10)『文鏡秘府論』6巻『文鏡秘府論』(ぶんきょうひふろん)は819年ごろ、空海が高野山に滞在しているときに著された文章論&詩論です。唐の時代までの中国の古典の名文が引用されていて、それらが空海独自の視点から編纂されています。なお、翌820年には、『文鏡秘府論』の略本である『文筆眼心抄』(ぶんぴつがんしんしょう)を著しています。2025/09/07 09:52:1960.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(11)『篆隷万象名義』30巻『篆隷万象名義』(てんれいばんしょうめいぎ)は、日本初の書体辞典です。当時の中国の書体辞典から引用して編纂されています。引用元の辞典の多くは失われており、そのため史料としてとても高い価値があります。2025/09/07 09:52:3961.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(12)『性霊集』(しょうりょうしゅう)10巻約30年のあいだに空海が書いた皇室への奏上文や詩歌などを集めたのが、『性霊集』(しょうりょうしゅう)です。正式には、『遍照発揮性霊集』(へんじょうほっきしょうりょうしゅう)といいます。空海の十大弟子の1人だった真済(しんぜい)が、空海の書いた文章を書写して10巻にまとめました。空海の流麗で美しい文章は文学としての評価が高い一方で、その文章のなかに、空海の国家観や人生観、社会観、自然観などを窺うことができ、空海の生涯や思想を探るうえでも一級の史料となっています。2025/09/07 09:53:0862.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(13)『高野雑筆集』上下2巻『性霊集』を補完する役割を帯びているのが、『高野雑筆集』(こうやざっぴつしゅう)です。書簡を中心に72篇が収められています。『性霊集』と重複していたり、弟子の書簡が混じっていたりしますが、空海に関する事跡や空海の思想を知るうえでは重要な史料となっています。『高野往来集』(こうやおうらいしゅう)とも呼ばれます。2025/09/07 09:53:2463.◆JBLfMwCXhY8h6KS空海の著作(14)『秘蔵宝鑰』『秘蔵宝鑰』(ひぞうほうやく)は、『秘密曼荼羅十住心論』(『十住心論』)のダイジェスト版です。各宗派の教えをまとめよとの淳和(じゅんな)天皇の勅令(830年)に応じて著されました。内容は『十住心論』と同じ。そのため、『十住心論』は「広論」、『秘蔵宝鑰』は「略論」と呼ばれています。どちらも、真言宗の根本聖典となっています。2025/09/07 09:53:4264.神も仏も名無しさんP3vht秘蔵宝鑰は大乗仏教の教えをコンパクトにまとめているあれを読めば、トーク板での仏教談義にエリートクラスに入れるヨル公なんかバカに見える😃2025/09/07 09:58:0265.◆JBLfMwCXhY8h6KS必読書だな?😄2025/09/07 09:59:2966.◆JBLfMwCXhYL4Gbu十住心論https://livedoor.sp.blogimg.jp/mizuho_mind_theory/imgs/e/3/e3a626f5.png2025/09/08 08:04:5067.◆JBLfMwCXhYL4Gbu平安時代、弘法大師空海が淳和天皇の求めに応じて、仏教の概要を体系的に著したのが十住心(じゅうじゅうしん)論です。第一住心から始まり、輪廻転生を繰り返し、幾百幾千もの生を生きる中で、第十住心に至るまでの段階を示したものです。2025/09/08 08:05:1468.◆JBLfMwCXhYL4Gbu第一~第三住心は仏教に至る前の段階です。第四、第五住心は上座部仏教(小乗仏教)のもので「阿羅漢の教え」と呼ばれます。第六住心から大乗仏教に入り、第六、第七住心はインドで発展した「菩薩の教え」。第八、第九住心は仏教が中国に渡ってから発展した「仏陀の教え」。そして最後の第十住心が当時最先端であった真言密教です。2025/09/08 08:05:4669.◆JBLfMwCXhYL4Gbuこれでいくと倶舎論は第四~五住心、唯識論は第六住心、中論は第七住心ってことになるな2025/09/08 08:07:0770.◆JBLfMwCXhYL4Gbu天台教学は第八住心天台教学をベースにした日蓮仏法も第八ってことになる2025/09/08 08:45:2471.◆JBLfMwCXhYL4Gbuその上に、第九住心の華厳教学が位置している「すべては、大日如来=毘盧遮那仏の顕現」という境地だ2025/09/08 08:45:4772.◆JBLfMwCXhYL4Gbu最上層に位置するのは、真言密教これは、言葉にできない究極の勝義諦だ2025/09/08 08:46:3473.◆JBLfMwCXhYL4Gbu日蓮大聖人は、「真言亡国」といって批判した2025/09/08 08:48:0274.神も仏も名無しさんRRYXv末法思想と神罰中心の仏教時代の存在だからなー日蓮は😃2025/09/08 09:01:4675.◆JBLfMwCXhYPcI9a書名の意味日本仏教に密教をもたらし真言宗を開いた空海の著作に『秘蔵宝鑰』があります。「ひぞうほうやく」と読みますが、この難しい書名の意味は何でしょうか。著者(竹村牧男)の解説を見てみましょう。2025/09/15 11:15:4076.◆JBLfMwCXhYPcI9a「秘蔵」とは、人間の心の中には、自分に気づかれなくとも、あらゆる功徳が蔵されていることを意味しています。それらの内容がどのようなものであるかは、第十住心の説明において、明確になってくるでしょう。「宝鑰」に関して、鑰は鍵ですが、その本来の意味は、開く鍵ではなくて、閉ざす鍵の方、錠前のほうにあります。鍵鑰というとき、鍵は開くカギで、鑰はむしろ閉ざしているカギです。ですから「宝鑰」とは、大変な功徳が秘密裏に蔵されている、その箱と言いますか世界と言いますか、そういう意味合いになります。2025/09/15 11:16:0577.◆JBLfMwCXhYPcI9a十住心第一 異生羝羊心(いしょうていようしん)…凡夫そのもの第二 愚童持斎心(ぐどうじさいしん)…儒教第三 嬰童無畏心(ようどうむいしん)…バラモン教第四 唯蘊無我心(ゆいうんむがしん)…声聞乗(しょうもんじょう)第五 抜業因種心(ばつごういんじゅしん)…縁覚乗(えんがくじょう)第六 他縁大乗心(たえんだいじょうしん)…法相宗(ほっそうしゅう)第七 覚心不生心(かくしんふしょうしん)…三論宗(さんろんしゅう)第八 一道無為心(いちどうむいしん)…天台宗(てんだいしゅう)第九 極無自性心(ごくむじしょうしん)…華厳宗(けごんしゅう)第十 秘密荘厳心(ひみつしょうごんしん)…真言宗(しんごんしゅう)2025/09/15 11:17:3478.◆JBLfMwCXhYPcI9a第一住心は欲望のままに生きる凡夫の段階、第二住心はそこから世間の倫理に目覚める段階、第三住心は宗教に目覚め善行を積む段階です。第四住心から仏教に入りますが、第四と第五は小乗にあたります。第六住心から大乗に入り、法相宗は唯識思想に、三論宗は空を重視する中観思想に相当するインド由来の宗派で、『法華経』を重視する天台宗と『華厳経』に基づく華厳宗は中国で生まれた宗派です。インド仏教から中国仏教へとあがり、最後に再びインドで誕生した密教の教えへとゴールします。2025/09/15 11:18:1179.◆JBLfMwCXhYPcI9a仏教の核心一番はじめの迷える凡夫の姿を空海は次の有名な詩で表現しています。三界の狂人は狂せることを知らず四生の盲者は盲なることを識らず生れ生れ生れ生れて生の始に暗く死に死に死に死んで死の終に冥(くら)し私たちは、狂っていることも見えていないこともわからずに、生死輪廻を永遠に繰り返しているわけです。そのような様子を憐れみ、空海は十住心によって、私たちをだんだんと悟りの世界へと導くのです。そのことをうけて著者は仏教とは何かを解説します。2025/09/15 11:18:4980.◆JBLfMwCXhYwVi3E6月に京都の東寺8月に高野山に行ってきた2025/09/23 09:14:5181.◆JBLfMwCXhYwVi3Eすっかり、真言密教づいている😄2025/09/23 09:15:0682.神も仏も名無しさんKEYBeしかし、今回の休みに師匠寺から伝授してもらった内容は同じだが感覚は大徳寺開山の雰囲気で体得してるこのギャップは謎だな😀2025/09/23 12:07:1483.神も仏も名無しさんKEYBe根っこが妙心寺開山と大徳寺開山の間合い感覚を好んでいるな仕事生活で😀2025/09/23 12:07:5784.◆JBLfMwCXhYwVi3E>>83> 妙心寺開山と大徳寺開山すごいツートップだな😄2025/09/23 15:09:4585.神も仏も名無しさんKEYBe気合いと清涼感と流転感覚がなかなかヤツラ凄いマネは無理だなハジは元コマよりアタマが悪いが元コマタイプだなヤツを見切った😀2025/09/23 20:08:1686.神も仏も名無しさんKEYBe気合いと清涼感と流転感覚を俺が努力保とうするのは仕事の前からの仕事終わりの時間が限度だ😀2025/09/23 20:09:3987.神も仏も名無しさんKEYBe常に、それらを保つよりもやはり神秘主義仏教研究かもしくは倶舎論、インド仏教研究狙いだ😀2025/09/23 20:10:4988.神も仏も名無しさんKEYBeスマナサーラの動画を聞いている倶舎論研究のネタとして😀2025/09/23 20:31:0289.天江衣◆L3WNARS2AwSOXRr0Fでおーさん笑はやめたの?2025/09/23 21:27:4290.神も仏も名無しさんKEYBe😀路線になった😀2025/09/23 21:43:1591.天江衣◆L3WNARS2AwSOXRr0Fでおーさんごめんね。仏教徒スレではしゃいで2025/09/23 21:49:4192.神も仏も名無しさんKEYBeかまへん、ハジのスレは基本。どーでもええムイムイも、追い詰め切る気がないコーン🤡もハジスレては緩め?😀2025/09/23 22:07:3893.天江衣◆L3WNARS2AwSOXRr0F>>92御意2025/09/23 22:11:3994.神も仏も名無しさんKEYBeハジが元コマキャラのようだ😀2025/09/23 22:13:14
縦横無尽に語るスレ
空海の著作(2)『弁顕密二教論』上下2巻
空海の著作(3)「風信帖」
空海の著作(4)『即身成仏義』(そくしんじょうぶつぎ)
空海の著作(5)『声字実相義』
空海の著作(6)『吽字義』
空海の著作(7)『般若心経秘鍵』
空海の著作(8)『秘密曼荼羅十住心論』10巻
空海の著作(9)『秘密曼荼羅教付法伝』2巻、『真言付法伝』
空海の著作(10)『文鏡秘府論』6巻
空海の著作(11)『篆隷万象名義』30巻
空海の著作(12)『性霊集』(しょうりょうしゅう)10巻
空海の著作(13)『高野雑筆集』上下2巻
空海の著作(14)『秘蔵宝鑰』
空海は大学を辞め、世俗での出世の道を諦め、出家の道を選んだとき、親族や知人から非難されました。
それに応える形で書いたのが、『聾瞽指帰』(ろうこしいき)です。
のちに、空海は『聾瞽指帰』に修正を加え、書名を『三教指帰』(さんごうしいき)に改めました。
儒教、道教、仏教を比較し、仏教がもっともすぐれていることを主張する内容になっています。
性格が荒く、礼儀知らずな若者の蛭牙公子(しつがこうし)に対して、儒教の亀毛(きもう)先生、道教の虚亡隠士(きょぶいんし)、仏教の仮名乞児(かめいこつじ)がそれぞれの説を主張します。
その結果、仮名乞児がみなを納得させるというストーリーです。
空海が唐から帰国してまもないころに著したのが『弁顕密二教論』(べんけんみつにきょうろん)です。
空海が唐から持ち帰った密教と、従来の顕教(けんぎょう:華厳、天台、法相、三論などの諸宗)とを区別し、顕教よりも密教のほうがすぐれていると論じています。
空海の教えの中心は密教である一方、他のすべての教えは顕教で、密教は顕教を含み持っていると主張するのです。
つまり、顕教は密教の一部であるにすぎず、密教は広さと深さにおいて顕教よりも優位だということです。
空海が最澄に宛てて書いた手紙3通を1つの巻物にしたものです。
手紙の冒頭に「風信雲書」とあり、最初の2文字をとって「風信帖」(ふうしんじょう)と呼ばれています。
空海と最澄の交流の様子を窺い知るための貴重な資料です。
「三筆」に数えられる空海の直筆で、書道の見本としても参照されています。
国宝に指定され、東寺(教王護国寺)に所蔵されています。
〝私たち人間はこの身このままで仏である〟という「即身成仏」(そくしんじょうぶつ)の考え方を示し、その可能性を〝立証〟したのが『即身成仏義』(そくしんじょうぶつぎ)です。
真言宗では、教えの根幹を説くもっとも重要な書物とされています。
宇宙のなかのあらゆるものは「体」(性質)「相」(姿)「用」(働き)の3つの側面から成り立っており、これらが「六大」「四曼」「三密」という概念によって説明されています。
そして、自分の仏性に気づき、「三密加持」(さんみつかじ)を修すれば、即身成仏への道が開けると説かれています。
空海は、言葉、すなわち音声と文字をとても重視しました。
音声と文字がなければ、教えや人生は成り立たないと考えたからです。
そして、真言密教の教主である大日如来は、音声と文字を通して私たちに語りかけると説いたのが、『声字実相義』(しょうじじっそうぎ)です。
鳥の鳴き声も騒音も、すべての音は大日如来の声であり、自然の景色も壁のシミも、視覚で捉えられるすべての現象は大日如来の文字だと説かれています。
つまり、音声と文字という言葉はたんなる伝達手段ではなく、仏の真理を体現しているとされるのです。
『即身成仏義』『声字実相義』と並んで「三部書」と呼ばれているのが『吽字義』(うんじぎ)です。
「吽」は古代インドのサンスクリット語において最後の音で、一般には万物の始まりと終わりという意味が込められているとされます。
しかし、空海による「吽」の分析では、その1字のなかにすべての教・理・行・果が含まれ、最終的には大日如来を意味するとされます。
そして、大日如来はあらゆる価値の源泉であり、いっさいの価値は大日如来に含まれると説かれています。
『般若心経』は多くの宗派で読まれ、また書写されていますが、その『般若心経』を真言密教の立場から独自に解釈したのが、『般若心経秘鍵』(はんにゃしんぎょうひけん)です。
ふつう『般若心経』は、あらゆる仏教諸宗諸派の〝教えの真髄〟を最大公約数的にまとめた経典だと言われます。
しかし、空海によれば、『般若心経』を真言密教の立場から解釈すると、262文字というとても短い経文のなかに、あらゆる仏教諸宗諸派の〝教えのすべて〟が含まれているといいます。
そのため、真言密教を仏教界全体に広めるための重要な著作だと位置づけられています。
教えに関する著作のなかでもっともボリュームがあるのが、『秘密曼荼羅十住心論』(ひみつまんだらじゅうじゅうしんろん)、略して『十住心論』です。
『大日経』の「住心品」(じゅうしんぼん)の記述にもとづき、世の中の考え方や価値観における心のあり方を10段階に分け、各段階の特徴と、最低段階から最高段階へいたる方法について論じています。
ちなみに、最低段階は、煩悩(ぼんのう)にまみれ道徳的な善悪の区別がつかない動物的な心=「異生羝羊住心」(いしょうていようじゅうしん)で、最高段階は、真言密教における悟りの境地=「秘密荘厳住心」(ひみつしょうごんじゅうしん)です。
真言密教の教えは、大日如来→金剛薩?(こんごうさった)→龍猛(りゅうみょう)→龍智→金剛智→不空(ふくう)→恵果(けいか)→空海と受け継がれてきました。
この法の伝承を「付法」と呼びますが、その相承の経過と、各相承者の経歴を述べたのが、『秘密曼荼羅教付法伝』(ひみつまんだらきょうふほうでん)、略して『広付法伝』、そして『真言付法伝』(しんごんふほうでん)、略して『略付法伝』です。
宗教的に重要なだけでなく、歴史的にも価値がある著作とされています。
『文鏡秘府論』(ぶんきょうひふろん)は819年ごろ、空海が高野山に滞在しているときに著された文章論&詩論です。
唐の時代までの中国の古典の名文が引用されていて、それらが空海独自の視点から編纂されています。
なお、翌820年には、『文鏡秘府論』の略本である『文筆眼心抄』(ぶんぴつがんしんしょう)を著しています。
『篆隷万象名義』(てんれいばんしょうめいぎ)は、日本初の書体辞典です。
当時の中国の書体辞典から引用して編纂されています。
引用元の辞典の多くは失われており、そのため史料としてとても高い価値があります。
約30年のあいだに空海が書いた皇室への奏上文や詩歌などを集めたのが、『性霊集』(しょうりょうしゅう)です。
正式には、『遍照発揮性霊集』(へんじょうほっきしょうりょうしゅう)といいます。
空海の十大弟子の1人だった真済(しんぜい)が、空海の書いた文章を書写して10巻にまとめました。
空海の流麗で美しい文章は文学としての評価が高い一方で、その文章のなかに、空海の国家観や人生観、社会観、自然観などを窺うことができ、空海の生涯や思想を探るうえでも一級の史料となっています。
『性霊集』を補完する役割を帯びているのが、『高野雑筆集』(こうやざっぴつしゅう)です。
書簡を中心に72篇が収められています。
『性霊集』と重複していたり、弟子の書簡が混じっていたりしますが、空海に関する事跡や空海の思想を知るうえでは重要な史料となっています。
『高野往来集』(こうやおうらいしゅう)とも呼ばれます。
『秘蔵宝鑰』(ひぞうほうやく)は、『秘密曼荼羅十住心論』(『十住心論』)のダイジェスト版です。
各宗派の教えをまとめよとの淳和(じゅんな)天皇の勅令(830年)に応じて著されました。
内容は『十住心論』と同じ。
そのため、『十住心論』は「広論」、『秘蔵宝鑰』は「略論」と呼ばれています。
どちらも、真言宗の根本聖典となっています。
大乗仏教の教えを
コンパクトにまとめている
あれを読めば、
トーク板での仏教談義にエリートクラスに入れる
ヨル公なんか
バカに見える
😃
https://livedoor.sp.blogimg.jp/mizuho_mind_theory/imgs/e/3/e3a626f5.png
第一住心から始まり、輪廻転生を繰り返し、幾百幾千もの生を生きる中で、第十住心に至るまでの段階を示したものです。
第四、第五住心は上座部仏教(小乗仏教)のもので「阿羅漢の教え」と呼ばれます。
第六住心から大乗仏教に入り、第六、第七住心はインドで発展した「菩薩の教え」。
第八、第九住心は仏教が中国に渡ってから発展した「仏陀の教え」。
そして最後の第十住心が当時最先端であった真言密教です。
倶舎論は第四~五住心、唯識論は第六住心、中論は第七住心ってことになるな
天台教学をベースにした日蓮仏法も第八ってことになる
「すべては、大日如来=毘盧遮那仏の顕現」という境地だ
これは、言葉にできない究極の勝義諦だ
神罰中心の
仏教時代の存在だからなー
日蓮は
😃
日本仏教に密教をもたらし真言宗を開いた空海の著作に『秘蔵宝鑰』があります。「ひぞうほうやく」と読みますが、この難しい書名の意味は何でしょうか。著者(竹村牧男)の解説を見てみましょう。
「宝鑰」に関して、鑰は鍵ですが、その本来の意味は、開く鍵ではなくて、閉ざす鍵の方、錠前のほうにあります。鍵鑰というとき、鍵は開くカギで、鑰はむしろ閉ざしているカギです。ですから「宝鑰」とは、大変な功徳が秘密裏に蔵されている、その箱と言いますか世界と言いますか、そういう意味合いになります。
第一 異生羝羊心(いしょうていようしん)…凡夫そのもの
第二 愚童持斎心(ぐどうじさいしん)…儒教
第三 嬰童無畏心(ようどうむいしん)…バラモン教
第四 唯蘊無我心(ゆいうんむがしん)…声聞乗(しょうもんじょう)
第五 抜業因種心(ばつごういんじゅしん)…縁覚乗(えんがくじょう)
第六 他縁大乗心(たえんだいじょうしん)…法相宗(ほっそうしゅう)
第七 覚心不生心(かくしんふしょうしん)…三論宗(さんろんしゅう)
第八 一道無為心(いちどうむいしん)…天台宗(てんだいしゅう)
第九 極無自性心(ごくむじしょうしん)…華厳宗(けごんしゅう)
第十 秘密荘厳心(ひみつしょうごんしん)…真言宗(しんごんしゅう)
第四住心から仏教に入りますが、第四と第五は小乗にあたります。
第六住心から大乗に入り、法相宗は唯識思想に、三論宗は空を重視する中観思想に相当するインド由来の宗派で、『法華経』を重視する天台宗と『華厳経』に基づく華厳宗は中国で生まれた宗派です。
インド仏教から中国仏教へとあがり、最後に再びインドで誕生した密教の教えへとゴールします。
一番はじめの迷える凡夫の姿を空海は次の有名な詩で表現しています。
三界の狂人は狂せることを知らず
四生の盲者は盲なることを識らず
生れ生れ生れ生れて生の始に暗く
死に死に死に死んで死の終に冥(くら)し
私たちは、狂っていることも見えていないこともわからずに、生死輪廻を永遠に繰り返しているわけです。そのような様子を憐れみ、空海は十住心によって、私たちをだんだんと悟りの世界へと導くのです。そのことをうけて著者は仏教とは何かを解説します。
8月に高野山に行ってきた
師匠寺から伝授してもらった内容は同じだが
感覚は大徳寺開山の雰囲気で体得してる
このギャップは謎だな
😀
妙心寺開山と大徳寺開山の間合い感覚を好んでいるな
仕事生活で
😀
> 妙心寺開山と大徳寺開山
すごいツートップだな😄
なかなかヤツラ凄い
マネは無理だな
ハジは
元コマより
アタマが悪いが
元コマタイプだな
ヤツを見切った
😀
俺が努力保とうするのは
仕事の前からの仕事終わりの時間が限度だ
😀
やはり神秘主義仏教研究か
もしくは
倶舎論、インド仏教研究狙いだ
😀
倶舎論研究のネタとして
😀
笑
はやめたの?
😀
ハジのスレは
基本。どーでもええ
ムイムイも、追い詰め切る気がない
コーン🤡も
ハジスレては
緩め?
😀
御意
元コマキャラのようだ
😀