【なろう】ケンモメンが雨乞いの生贄に どのような展開になるのかストーリーを考えてほしいアーカイブ最終更新 2025/07/28 07:211.番組の途中ですが転載は禁止です9gwVk北陸など日本海側の少雨が顕著になっています。過去1か月の雨量が平年の5%未満の所もあり、この先もしばらくはまとまった雨が期待できません。渇水の影響拡大が心配されます。https://weathernews.jp/news/202507/260156/2025/07/26 13:07:5036すべて|最新の50件2.番組の途中ですが転載は禁止ですg9vBIあらすじ:日雇い派遣で心をすり減らしながらも、5ちゃんに毒を吐くのが生きがいのケンモメン(35歳独身・実家暮らし)。ある日、家に引きこもっていた彼のもとに、なぜか異世界から召喚魔法が発動。だが、それは「雨乞いの生贄」を召喚するための魔法だった!突如飛ばされた異世界では、100年に一度の大干ばつ。人間を水神の生贄として捧げることで、雨を降らせるという古の儀式が行われていた。異世界人たちは「この異界の者なら神も喜ぶだろう」と勝手に盛り上がり、彼は神殿に縛られ、いざ儀式が始まろうとする――しかし、そこに現れたのは2025/07/26 13:09:563.番組の途中ですが転載は禁止ですGqg0l雨乞い相手の神がタニグク神(ヒキガエルの神様)で奇跡的に美的センスがかみ合って大成功2025/07/26 13:13:074.番組の途中ですが転載は禁止です5O6mK体のいい厄介払い2025/07/26 14:37:085.番組の途中ですが転載は禁止ですvnnwf精子の雨を降らせる落ち以外にないだろ2025/07/26 17:27:536.ケモクラシーx3nXy別の作品で転生してきた西門豹に救われてあ、すいません…とかいう役2025/07/26 19:35:097.番組の途中ですが転載は禁止です7e06Hケンモメンに絶望を与え続けて邪神復活の為の器とするべく育てているから雨乞いの生贄程度で終わる訳がない2025/07/26 20:16:328.番組の途中ですが転載は禁止ですrfgAK土地の神様「あの間違って届いてましたよ」2025/07/27 08:10:409.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7cpMlKZもちろん、お手伝いします!続きを書くために、以下の情報を教えてください: 小説のあらすじや現在の進行状況(できるだけ詳しく) 登場人物の名前と性格、関係性 書いてほしいシーンの雰囲気やテーマ(例:感動的、緊張感がある、恋愛的など) どの視点で書くか(一人称、三人称など)すでに書いた部分がある場合は、その文章をコピー&ペーストしていただければ、そこから続きを自然に繋げます。どうぞ、お知らせください。2025/07/27 08:28:4410.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7cpMlKZ1.日雇い派遣で心をすり減らしながらも、5ちゃんに毒を吐くのが生きがいのケンモメン(35歳独身・実家暮らし)。ある日、家に引きこもっていた彼のもとに、なぜか異世界から召喚魔法が発動。だが、それは「雨乞いの生贄」を召喚するための魔法だった!突如飛ばされた異世界では、100年に一度の大干ばつ。人間を水神の生贄として捧げることで、雨を降らせるという古の儀式が行われていた。異世界人たちは「この異界の者なら神も喜ぶだろう」と勝手に盛り上がり、彼は神殿に縛られ、いざ儀式が始まろうとする――しかし、そこに現れたのは2.主人公はケンモメン。やる気はないが正義感はある3.安倍晋三に登場して欲しい。テーマは政治と選挙4.三人称2025/07/27 08:29:0111.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7cpMlKZ【異世界ケンモメン譚 ―水神の生贄と安倍晋三―】神殿の中心に設けられた祭壇に、ケンモメンは縄で縛られて横たわっていた。石造りの床は冷たく、彼の背中から体温を奪っていく。周囲では、ローブを纏った祭司たちが、古の言葉を唱えながら奇妙な舞を踊っている。「や、やめろ……冗談だろ? まさか本気で俺を生贄にするつもりかよ……!」ケンモメンの声は届かない。誰も彼の言葉を理解していないのだ。異世界の言語、文化、価値観。彼は完全なアウェーにいた。(こんなの理不尽すぎる……ていうか、俺、雨のために死ぬとかマジで意味わかんねぇ……)彼は心の中で毒を吐く。いつものように5ちゃんに書き込めれば、スレッドひとつ立てて盛り上げてやるところだが、スマホも圏外だ。やがて、空が不気味にざわつき始めた。雷鳴が轟き、黒雲が渦を巻く。「おお……水神が応えた……!」群衆が歓声をあげたそのとき――突如、神殿の天井を突き破るようにして、金色の光が差し込んだ。その中心に立っていたのは――「私が来た以上、もう安心してください。あなたを生贄にはさせません。」その男は、落ち着いた口調でそう言った。青いスーツに身を包み、鋭い眼差しのその男は、間違いなく安倍晋三だった。「え? あ、あの……安倍晋三!? え、ちょっと待って、死んだんじゃ……ええ!?」ケンモメンの混乱は極まった。異世界に飛ばされただけでも現実感がなかったが、まさか歴代首相が救世主として降臨するとは――。安倍はゆっくりと歩み寄り、祭壇の前に立つと、異世界の言葉で何かを語り始めた。祭司たちは顔を見合わせ、驚きと恐れに満ちた表情を浮かべる。(こいつ、なんで異世界語しゃべれてんだよ……)「私は日本という国から来た者だ。我が国では、選挙によって国を動かすリーダーを選ぶ。つまり、"生贄"ではなく、"選ばれた者"が神を導くのだ」祭司たちのささやきが広がる。「選ばれた者……?」「神を導く?」「この男は、生贄ではない。むしろ、民の声を代弁する代表者なのだ」そう言って、安倍はケンモメンの縄を解いた。「お前……なんで助けてくれるんだよ……俺、ただのこどおじ派遣労働者だぞ。選ばれたことなんて、一度もねぇよ」ケンモメンの目に涙が浮かんだ。彼は誰からも期待されず、誰にも頼られず、ただ日々をこなしてきただけの存在だった。そんな彼を、「民の代表」として扱った男――それが安倍晋三だった。「生きている限り、変われるんです。あなたが選挙に行かなかったとしても、私たちはあなたを見捨てなかった。今度は、あなたがこの世界を変える番です」ケンモメンの中に、これまで感じたことのない熱が灯った。これは、選挙だ。命の、未来の、異世界の運命を賭けた一票だ――そして、異世界の政治改革が、ケンモメンと安倍晋三によって始まろうとしていた。2025/07/27 08:29:2312.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7cpMlKZ安倍に裏切られるケンモメン。しかしそこに真の英雄である山上があらわれる。という設定で続きを書いてください2025/07/27 08:32:3313.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7cpMlKZ【異世界ケンモメン譚 第二章:裏切りと銃声と、雨のはじまり】神殿を後にし、異世界の街「イシュ=ナール」で安倍と共に歓待を受けていたケンモメン。人々は「水神の代理人」としてケンモメンを崇め、彼は久しぶりに「肯定される」喜びを感じていた。「なんか……悪くないな……」異世界の飯は意外とうまく、生活も快適だった。何より、誰も彼を馬鹿にしなかった。そんなある夜。宴の喧騒の中、安倍は密やかに口を開いた。「……君に任せすぎたかもしれない」「え? どういう意味すか?」「本当のところ、この異世界の干ばつはね。『制御』できるんですよ。国家的な資源操作と情報統制でね。つまり、水がないのは"必要な演出"なんです」「……それって……つまり?」「最初から、生贄なんて必要なかった。だが、“生贄を救う英雄”を演出すれば、この世界でも政治的影響力が持てる。私は、この世界でも"総理"になれる」ケンモメンの背筋が凍った。「お前……俺を……“ネタ”に使ったのか……!?」「選挙に行かなかった君たちの責任ですよ。私は、ただ勝てるゲームをしただけだ」ケンモメンは言葉を失った。掌を返したようなその言葉――いや、それは最初からずっと、そういう男だったのかもしれない。「君にはもう役目はない。ここから先は、私の計画通りに進めさせてもらう」衛兵たちが一斉にケンモメンを取り囲む。「クソッ……また、俺は捨てられるのかよ!」逃げ場はない。もう終わりだ。そう思った、そのとき。遠くから、**「パァァンッ!」**という音が響いた。一人の兵士が額を撃ち抜かれて倒れる。その影から現れたのは、一丁の手製銃を手にした青年だった。「――政治に命を弄ばれた者の苦しみ、俺は知っている。だから、今度は俺が止めに来た」その男の名は――山上徹也。かつて、この世界とは別の日本で、国家と信仰の闇に立ち向かい、葬られた男。だが今、異世界に転生し、「真の民の怒り」を背負って再び立ち上がったのだった。「山上!? なんで……なんでお前がここに!?」ケンモメンが叫ぶ。2025/07/27 08:33:5014.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7cpMlKZ山上は答えた。「……俺たちは、生贄でもなければ、神でもない。人間だ。 誰かに支配されるためじゃなく、自分の足で立つために生まれてきたんだ」彼の言葉は、ケンモメンの胸に突き刺さる。安倍は冷ややかに笑う。「ふっ、民衆の怒りで世界が変わるとでも? 君は歴史に敗北した存在だ。次はこの異世界でも、君が……」「撃つぞ」山上の銃口が、再び安倍に向いた。ケンモメンは静かに立ち上がった。「もういい。撃たなくていい。……こいつはもう、終わった存在だ」ケンモメンの言葉に、山上は頷く。安倍は微かに目を見開いた。あの男に「許された」と思ったか。だがそれは違った。「お前は、支配することしかできない。でも、俺たちは――“自分たちの手で選ぶ”ことを、ようやく始められるんだ」そしてその夜、暴かれた儀式の嘘と政治の腐敗により、王政は崩壊し、イシュ=ナールに新しい統治機構が生まれようとしていた。その名は――民衆議会(ケンモ・コミューン)。雨はまだ降っていなかったが、誰もが空を見上げていた。「変わる」という奇跡を信じて――2025/07/27 08:34:0115.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7cpMlKZやがて、雨は降り宴が始まる。そして時は流れ、今日はケンモメン降臨の100年祭だ。祭りには焚火を囲みながら、子供たちに嘗ての英雄の物語を語る、壺の妖精しんだもんの姿があった。という内容で続きを書いてください2025/07/27 08:38:5416.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7cpMlKZ【異世界ケンモメン譚 終章:雨のち、伝説。】――雨は、降った。それは、100年の干ばつを破る天の涙だったのか。あるいは、人々がはじめて**「自分たちの意思で未来を選んだ」**その歓喜への祝福だったのか。あの日、ケンモメンと山上が導いた世界は、もう「神」も「生贄」も必要としなくなった。王政は倒れ、ケンモ・コミューンによる民会制が整備され、やがて教育と選挙によって国は変わり――そして今、その出来事からちょうど100年が経った。夜。イシュ=ナールの中央広場には、無数の人々が集まっていた。空には花火。地には太鼓と笛の音。無数の屋台が並び、町はまるで炎のように光り輝いている。祭の中心、広場の大焚火の周りには、子どもたちが輪を作っていた。その真ん中に、小さな壺に入った妖精のような存在がちょこんと座っている。口元にはうっすらとヒゲ。眉毛は濃く、目元にはどこか哀愁が漂う。名は――しんだもん。壺の妖精として、かつての英雄・ケンモメンと共に戦った(ことになっている)“伝承上の存在”だ。「はっはっは、知ってるかい、ボウズたち。昔、このイシュ=ナールには“雨を呼ぶ生贄”ってのがいたんだぜ」「うそだぁ~!」「ほんとだとも。そいつはな、ヒゲ面で、パーカー着てて、やる気があるんだかないんだか分かんねぇ、そんなおっさんだった」子どもたちは、きゃっきゃと笑う。「でもな、そいつは――本当に大事なときだけは、立ち上がったんだ。」しんだもんの目が、ほんの少しだけ潤んだようにも見えた。「神様に殺されるってわかってても、逃げずに言ったのさ。『この世界、おかしいだろ』ってな」「それで勝ったの?」「うん。勝った。……けど、あの戦いのあと、英雄はどこかへ行っちまった。でも今でも雨が降るのはな、その人が教えてくれたからなんだよ。雨の降らせ方ってのは、誰かを殺すんじゃなくて――ちゃんと選ぶってことだってな」しんだもんは立ち上がると、焚火の上でふわりと浮かんだ。「さあ、子どもたちよ。火の前で手を合わせな。これは英雄ケンモメンと、もうひとりの英雄、ヤマガミって男に捧げる祭りさ」子どもたちは静かに目を閉じた。そして――空がまた、静かに泣き始めた。雨だ。しとしとと、祝福のように降り始めた。「来た来た……100年経っても、やっぱ降るんだなぁ……」しんだもんは目を細め、火と雨の交差する空を見上げた。どこかで、ケンモメンが笑っているような気がした。―完―2025/07/27 08:39:4317.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7cpMlKZ他にもいろいろ考えたの貼っていい?2025/07/27 12:26:3818.番組の途中ですが転載は禁止ですuPtHR>>8合ってます。今年の生贄です。どうぞお納めください2025/07/27 12:38:3319.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr雨=善政と隠喩するいい話だったね2025/07/28 02:13:0820.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYrアンパンマンVS参政党1. ジャンルは?子供向けファンタジーを装った大人向けの政治劇2. 主人公の性別・年齢・特徴は?主人公はアンパンマンとジャムおじさんの陣営3. 舞台(時代や場所)は?アンパンマンの世界4. ストーリーの雰囲気やテーマは?タイトルは『アンパンマンVS参政党』アンパンマンの世界に参政党が進出。参政党は反小麦運動でメロンパンナを迫害し、日本語がしゃべれないチーズを非日本人として排外しようとする。参政党はさらに大衆をオカルトビジネスで洗脳し、ネトウヨ化させることに成功。住民たちの弾圧に対してアンパンマンはいつもの暴力だけで対抗できるか?といったストーリーでお願いします5. 文体は?軽めのライトノベル風2025/07/28 07:03:2221.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr『アンパンマンVS参政党』【第1章 パン工場に吹く不穏な風】 朝日がふんわりとパン工場を照らし、小麦の香りが町中に広がる。 ジャムおじさんが今日も焼きたての顔をアンパンマンに差し出すと、彼は笑顔で頷いた。「ありがとう、ジャムおじさん! 今日も行ってきます!」 アンパンマンは空を飛び、困っている人々を助けに旅立っていく――はずだった。 けれど、今、町には「困っている人」が溢れかえっていた。 彼らは本当に困っているのか、それとも“そう思わされている”のか……。 それは、彼らの到来とともに始まった。 新勢力――参政党。「我々のパンは小麦粉など使っていない! グルテンは毒だ! グルテンは陰謀だ!」 そう叫ぶのは、パン嫌いのカビルンルンに取り込まれた新参の政治家・カビ田ヒカル。 彼の率いる参政党は、町の中心部で演説を続けていた。「小麦粉パンで脳がやられている者たちは、覚醒しろ! 目覚めろ! 本当の自分を取り戻すのだ!」「グルテンフリー! グルテンフリー!」「パンより団子! パンよりタンパク!」 彼らの支持者――ネットで急速に影響力を伸ばしたオカルト健康ママたちと自称元官僚のYouTuberが、町を練り歩く。2025/07/28 07:04:2822.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr【第2章 参政党の影】 メロンパンナはその日、泣いていた。「わたし……“小麦顔”だからって、学校で給食を分けてもらえなかったの……」 泣きじゃくる彼女の顔に、落書きのような文字が書かれていた。 《Gluten Criminal(グルテン犯罪者)》 アンパンマンは静かに拳を握った。「なんてことを……」「アンパンマン、もう正義のパンチじゃ解決できないかもしれない」 そう言ったのは、ジャムおじさんだった。 彼は厨房の隅で、封印していた古いレシピの書を開いていた。「彼らは“パン”の否定から始まり、今や言葉も文化も、人間性までも否定し始めている。チーズが“外国語しか話せない”からって、町から追放されたのを見ただろう?」「……うん。チーズは、僕たちの友達なのに……」2025/07/28 07:05:5423.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr【第3章 言葉を失う町】 参政党は巧妙だった。 演説とSNSを駆使し、住民たちに「真実らしきもの」を毎日届けた。 「パンを食べるとIQが下がる」 「ジャムおじさんの工房には5Gアンテナが隠されている」 「メロンパンナは製薬会社のスパイ」 町の住民たちは次第にアンパンマンたちを遠ざけるようになり、 やがて「バイキンマン=真の愛国者」という噂まで出回る始末だった。2025/07/28 07:06:2424.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr【第4章 アンパンマンは問いを抱く】 アンパンマンは迷っていた。 “困っている人を助ける”という信念。 でも、今の町は、「困っているフリをして他者を攻撃する者」ばかりだった。 彼の拳は、誰のために振るわれるのか? 暴力では解決できないこの事態を、パンの正義は乗り越えられるのか? 彼は、ジャムおじさんに問いかける。「ジャムおじさん、正義って……なに?」 ジャムおじさんは、ひとつパンを焼きながら言った。「正義とは、黙って相手を焼くことじゃない。 相手が焼けてしまったあとに、『それでも君を焼いた僕は正しかったのか?』と、問い直せることだよ」2025/07/28 07:07:3925.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr【第5章 裂けゆく仲間たち】「バタコさん、どうしてジャムおじさんのパンを…捨てたの…?」 工房の奥、冷たい風が吹き込む裏口で、アンパンマンはバタコさんの背中に問いかけた。 彼女は振り返らなかった。「パンはもう、時代遅れなのよ、アンパンマン。……これからは“意識”の時代。発酵食品より、発信力。」 バタコさんは、SNSを駆使し“気付き系パン屋女子”として急速に支持を集め始めていた。 彼女のインフルエンサーアカウントは、参政党とも微妙にリンクしていた。明言はしないが、暗黙の応援。 「発酵は腐敗」「焼かれる前に目覚めよ」「パンより“命の水”」という投稿が、炎上とともにバズっていた。「……君が焼いたパンで、たくさんの人が救われた。僕も……」「私が焼いたパンじゃない。ジャムおじさんのパンよ。私はずっと、あの古臭いやり方に疑問を持ってたの。」2025/07/28 07:09:0926.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr 一方その頃、カレーパンマンは参政党の演説に割り込んでいた。「てめえら、パンの良さも知らねえで“脳がやられてる”だと? ふざけんなよ!」 彼の熱血は正しかったが、もはや通じない。 周囲の住民はスマホを構え、彼の怒声を撮影しながら言う。「ほらー、やっぱりアンパン陣営はすぐ怒鳴る。怖い?」「“炎のスパイスで目を覚ませ!”とか、暴力主義の証拠じゃん?」 カレーパンマンは怒鳴ることしかできず、孤立していく。2025/07/28 07:09:4227.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr 食パンマンは――その優雅な佇まいで、ただ静かに状況を見ていた。「美しさと理性を失ったパンは、ただの焦げた炭だ。……騒ぐべき時ではない」 彼は、両陣営に近づかず、ジャムおじさんからも距離を取り、中立を装っていた。 しかし、裏では参政党の文化部門と接触し、「パンと美学の調和」講座を共同企画していた。2025/07/28 07:10:1028.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr【第6章 バイキン帝国の決断】 そして――あの城の中、バイキンマンとドキンちゃんは、別の思惑を抱えていた。「へっへっへ、見たかアンパンマン。もはや“パン”なんぞ、民衆には響かねぇ時代よ!」「バイキンマン、あんた、ほんとに参政党と組む気なの? あのオカルト系、マジで気持ち悪いの多いわよ」 ドキンちゃんは口紅を引きながら、冷静だった。「私ね、正直あのチャンネル登録者数だけは魅力的だけど……あれ全部“買ってる”らしいわよ?」「なにぃ!?」「それに、あの演説聞いた? “バイキンマンは影の支配者”とか言ってたの、聞いてないフリしてたけど、結構傷ついたんでしょ?」「……き、傷ついてなんかないもん! おれさまは、利用してやるだけだ!」 しかしバイキンマンは、内心焦っていた。 参政党のイデオロギーは「パンの否定」を超え、「菌=悪」「発酵=穢れ」へと拡大しつつあった。 やがて、「菌そのものを根絶せよ」という声があがるのは、時間の問題だった。 つまり――バイキンマン自身が、いずれ“敵”にされる運命。2025/07/28 07:10:4129.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr【第7章 アンパンマン、選ばなければならない】 アンパンマンは、もはや一人だった。 バタコさんは“覚醒”した。 カレーパンマンは孤立し、食パンマンは沈黙を選び、メロンパンナは学校をやめた。 チーズは国外追放、バイキンマンですら今や恐怖に駆られている。 そして、町のパン工場の前に――参政党の支持者たちが集結していた。「ここは“脳支配施設”です!」「このパン屋を今すぐ閉鎖しろ!」「ジャムおじさんは影の支配者!」 アンパンマンは、拳を握りしめた。 けれど、その手は震えていた。2025/07/28 07:11:1430.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr【第8章 討論会の夜】 それは、町の有志によって開催された「パンと未来の討論会」だった。 参政党は「公正な場で言論を交わせるならば」と参加を表明。 一方でアンパンマンは、いまだに迷っていた。 ――僕の言葉に、意味なんてあるのか? ――僕はいつも、拳で語ってきただけだった。「行ってきなさい、アンパンマン」 ジャムおじさんが焼き立ての顔をそっと手渡した。「パンは、焼かれる時にすべてを語ってる。君はその“中身”で話せばいいんだよ」2025/07/28 07:12:2331.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr当日、会場は熱気に包まれていた。 参政党からは、あのカビ田ヒカルが登壇。 演説には慣れきっており、身振り手振りも派手だった。「みなさん、グルテンの危険性はもはや陰謀ではなく事実です! アンパンマンは戦後レジームの象徴、小麦利権の番犬、そして、 “暴力で黙らせるヒーロー”の古い象徴なのです!!」 どっと湧く会場。 そして、マイクがアンパンマンに渡された。 静かだった。 彼は、数秒だけ黙り込んだあと、ゆっくりと語り始めた。2025/07/28 07:12:4232.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr「ぼくは、パンです。 小麦から生まれ、焼かれ、顔として世界に出ています。 だから、小麦が嫌いな人がいるなら、それは仕方ないと思う。 食べたくない人に、パンを押し付ける気はありません。 でも――」 彼は、メロンパンナの方を見た。「でも、小麦の顔だからって石を投げられるような世界に、正義なんてあるのかな?」 少しざわつく観客席。「たしかにぼくは、これまで拳で解決してきた。 バイキンマンを、カビルンルンを、何度も倒してきた。 でもね、それは、彼らが他人を攻撃したときだけだったんです。 “信じていることが違う”だけで、戦ったことは、一度もありません。」 アンパンマンの声は震えていなかった。2025/07/28 07:13:1533.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr「チーズは、言葉が話せない。 でも、たくさんの思いやりを伝えてくれた。 言葉が通じないって、それだけで排除される理由になりますか?」「パンを食べない人がいる。 でもそれは、“パンを食べる人”を責めていい理由になりますか?」 静寂の中、一部の聴衆がうなずき始める。「正義は、誰かを黙らせることじゃない。 正義は、“違う意見でも共に暮らす”勇気です。 それを僕は、教わってきた。」2025/07/28 07:13:4434.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr カビ田ヒカルは動揺を隠せなかった。「で、でも、あなたは! 敵を力で倒してきたじゃないか!」 アンパンマンは少し笑った。「だから今、言葉を使ってるんです。 もしそれでも通じなければ……また顔を差し出します。 それでも殴られるなら、笑って“新しい顔”をもらいに帰るよ。」 拍手が、ひとつ、ふたつ――やがて会場に広がっていく。2025/07/28 07:14:5935.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYr【第9章 風向き】 討論会の翌日、町には微かな変化があった。 メロンパンナが登校すると、クラスの子がこっそり声をかけた。「昨日のアンパンマン、すごかったね……。あの、“共に暮らす勇気”って、ちょっとかっこよかった」 バタコさんのSNS投稿には、「パンはまだ捨てたもんじゃないかも」というリプライが寄せられ始め、 食パンマンの“中立”という態度に疑問を抱く若者も現れた。 カレーパンマンはというと、翌日から自作のラップ動画で反撃を始めた。 「Yo! パンで戦(いくさ)は終わらない! 真実は一つ、腹が減る前に考えろ!」 妙に韻がうまい。 そして――バイキンマンは、夜の城で独り言をつぶやいた。「へっ……まさかアンパンマンが、暴力じゃなく言葉であれだけやるとはな……。 でもな、アンパンマン。言葉には、責任がついてまわるんだぜ……?」 ドキンちゃんが横でため息をついた。「で、あんたはどうするの? 参政党の“菌排除計画”が始まったら、あんた、真っ先にターゲットよ?」「へっ……おれさまは……おれさまだ!」 バイキンマンの目に、一瞬だけ迷いが走った。2025/07/28 07:15:2736.壺の妖精しんだもん◆417/PrGg7c8JwYrこんなもんでいいかでもこの演説じゃ参政党支持者の目は醒めないよな現実には寛容のパラドックスにも陥ってるし2025/07/28 07:21:35
【実話】石丸「結婚式の時に、新郎の離婚歴に触れますか?」※朝日新聞が見出しに「石丸辞任〜都議選、参議院選で全敗」と見出しにした事の例えとして…ニュー速(嫌儲)4380.42025/08/29 02:42:54
https://weathernews.jp/news/202507/260156/
あらすじ:
日雇い派遣で心をすり減らしながらも、5ちゃんに毒を吐くのが生きがいのケンモメン(35歳独身・実家暮らし)。ある日、家に引きこもっていた彼のもとに、なぜか異世界から召喚魔法が発動。だが、それは「雨乞いの生贄」を召喚するための魔法だった!
突如飛ばされた異世界では、100年に一度の大干ばつ。人間を水神の生贄として捧げることで、雨を降らせるという古の儀式が行われていた。異世界人たちは「この異界の者なら神も喜ぶだろう」と勝手に盛り上がり、彼は神殿に縛られ、いざ儀式が始まろうとする――
しかし、そこに現れたのは
あ、すいません…
とかいう役
続きを書くために、以下の情報を教えてください:
小説のあらすじや現在の進行状況(できるだけ詳しく)
登場人物の名前と性格、関係性
書いてほしいシーンの雰囲気やテーマ(例:感動的、緊張感がある、恋愛的など)
どの視点で書くか(一人称、三人称など)
すでに書いた部分がある場合は、その文章をコピー&ペーストしていただければ、そこから続きを自然に繋げます。
どうぞ、お知らせください。
突如飛ばされた異世界では、100年に一度の大干ばつ。人間を水神の生贄として捧げることで、雨を降らせるという古の儀式が行われていた。異世界人たちは「この異界の者なら神も喜ぶだろう」と勝手に盛り上がり、彼は神殿に縛られ、いざ儀式が始まろうとする――
しかし、そこに現れたのは
2.主人公はケンモメン。やる気はないが正義感はある
3.安倍晋三に登場して欲しい。テーマは政治と選挙
4.三人称
神殿の中心に設けられた祭壇に、ケンモメンは縄で縛られて横たわっていた。石造りの床は冷たく、彼の背中から体温を奪っていく。周囲では、ローブを纏った祭司たちが、古の言葉を唱えながら奇妙な舞を踊っている。
「や、やめろ……冗談だろ? まさか本気で俺を生贄にするつもりかよ……!」
ケンモメンの声は届かない。誰も彼の言葉を理解していないのだ。異世界の言語、文化、価値観。彼は完全なアウェーにいた。
(こんなの理不尽すぎる……ていうか、俺、雨のために死ぬとかマジで意味わかんねぇ……)
彼は心の中で毒を吐く。いつものように5ちゃんに書き込めれば、スレッドひとつ立てて盛り上げてやるところだが、スマホも圏外だ。
やがて、空が不気味にざわつき始めた。雷鳴が轟き、黒雲が渦を巻く。
「おお……水神が応えた……!」
群衆が歓声をあげたそのとき――
突如、神殿の天井を突き破るようにして、金色の光が差し込んだ。
その中心に立っていたのは――
「私が来た以上、もう安心してください。あなたを生贄にはさせません。」
その男は、落ち着いた口調でそう言った。
青いスーツに身を包み、鋭い眼差しのその男は、間違いなく安倍晋三だった。
「え? あ、あの……安倍晋三!? え、ちょっと待って、死んだんじゃ……ええ!?」
ケンモメンの混乱は極まった。異世界に飛ばされただけでも現実感がなかったが、まさか歴代首相が救世主として降臨するとは――。
安倍はゆっくりと歩み寄り、祭壇の前に立つと、異世界の言葉で何かを語り始めた。祭司たちは顔を見合わせ、驚きと恐れに満ちた表情を浮かべる。
(こいつ、なんで異世界語しゃべれてんだよ……)
「私は日本という国から来た者だ。我が国では、選挙によって国を動かすリーダーを選ぶ。つまり、"生贄"ではなく、"選ばれた者"が神を導くのだ」
祭司たちのささやきが広がる。
「選ばれた者……?」「神を導く?」
「この男は、生贄ではない。むしろ、民の声を代弁する代表者なのだ」
そう言って、安倍はケンモメンの縄を解いた。
「お前……なんで助けてくれるんだよ……俺、ただのこどおじ派遣労働者だぞ。選ばれたことなんて、一度もねぇよ」
ケンモメンの目に涙が浮かんだ。彼は誰からも期待されず、誰にも頼られず、ただ日々をこなしてきただけの存在だった。そんな彼を、「民の代表」として扱った男――それが安倍晋三だった。
「生きている限り、変われるんです。あなたが選挙に行かなかったとしても、私たちはあなたを見捨てなかった。今度は、あなたがこの世界を変える番です」
ケンモメンの中に、これまで感じたことのない熱が灯った。
これは、選挙だ。命の、未来の、異世界の運命を賭けた一票だ――
そして、異世界の政治改革が、ケンモメンと安倍晋三によって始まろうとしていた。
神殿を後にし、異世界の街「イシュ=ナール」で安倍と共に歓待を受けていたケンモメン。
人々は「水神の代理人」としてケンモメンを崇め、彼は久しぶりに「肯定される」喜びを感じていた。
「なんか……悪くないな……」
異世界の飯は意外とうまく、生活も快適だった。何より、誰も彼を馬鹿にしなかった。
そんなある夜。
宴の喧騒の中、安倍は密やかに口を開いた。
「……君に任せすぎたかもしれない」
「え? どういう意味すか?」
「本当のところ、この異世界の干ばつはね。『制御』できるんですよ。国家的な資源操作と情報統制でね。つまり、水がないのは"必要な演出"なんです」
「……それって……つまり?」
「最初から、生贄なんて必要なかった。だが、“生贄を救う英雄”を演出すれば、この世界でも政治的影響力が持てる。私は、この世界でも"総理"になれる」
ケンモメンの背筋が凍った。
「お前……俺を……“ネタ”に使ったのか……!?」
「選挙に行かなかった君たちの責任ですよ。私は、ただ勝てるゲームをしただけだ」
ケンモメンは言葉を失った。掌を返したようなその言葉――いや、それは最初からずっと、そういう男だったのかもしれない。
「君にはもう役目はない。ここから先は、私の計画通りに進めさせてもらう」
衛兵たちが一斉にケンモメンを取り囲む。
「クソッ……また、俺は捨てられるのかよ!」
逃げ場はない。もう終わりだ。そう思った、そのとき。
遠くから、**「パァァンッ!」**という音が響いた。
一人の兵士が額を撃ち抜かれて倒れる。
その影から現れたのは、一丁の手製銃を手にした青年だった。
「――政治に命を弄ばれた者の苦しみ、俺は知っている。だから、今度は俺が止めに来た」
その男の名は――山上徹也。
かつて、この世界とは別の日本で、国家と信仰の闇に立ち向かい、葬られた男。
だが今、異世界に転生し、「真の民の怒り」を背負って再び立ち上がったのだった。
「山上!? なんで……なんでお前がここに!?」
ケンモメンが叫ぶ。
「……俺たちは、生贄でもなければ、神でもない。人間だ。
誰かに支配されるためじゃなく、自分の足で立つために生まれてきたんだ」
彼の言葉は、ケンモメンの胸に突き刺さる。
安倍は冷ややかに笑う。
「ふっ、民衆の怒りで世界が変わるとでも? 君は歴史に敗北した存在だ。次はこの異世界でも、君が……」
「撃つぞ」
山上の銃口が、再び安倍に向いた。
ケンモメンは静かに立ち上がった。
「もういい。撃たなくていい。……こいつはもう、終わった存在だ」
ケンモメンの言葉に、山上は頷く。
安倍は微かに目を見開いた。あの男に「許された」と思ったか。だがそれは違った。
「お前は、支配することしかできない。でも、俺たちは――“自分たちの手で選ぶ”ことを、ようやく始められるんだ」
そしてその夜、暴かれた儀式の嘘と政治の腐敗により、王政は崩壊し、イシュ=ナールに新しい統治機構が生まれようとしていた。
その名は――民衆議会(ケンモ・コミューン)。
雨はまだ降っていなかったが、誰もが空を見上げていた。
「変わる」という奇跡を信じて――
――雨は、降った。
それは、100年の干ばつを破る天の涙だったのか。
あるいは、人々がはじめて**「自分たちの意思で未来を選んだ」**その歓喜への祝福だったのか。
あの日、ケンモメンと山上が導いた世界は、もう「神」も「生贄」も必要としなくなった。
王政は倒れ、ケンモ・コミューンによる民会制が整備され、
やがて教育と選挙によって国は変わり――
そして今、その出来事からちょうど100年が経った。
夜。イシュ=ナールの中央広場には、無数の人々が集まっていた。
空には花火。地には太鼓と笛の音。無数の屋台が並び、町はまるで炎のように光り輝いている。
祭の中心、広場の大焚火の周りには、子どもたちが輪を作っていた。
その真ん中に、小さな壺に入った妖精のような存在がちょこんと座っている。
口元にはうっすらとヒゲ。眉毛は濃く、目元にはどこか哀愁が漂う。
名は――しんだもん。
壺の妖精として、かつての英雄・ケンモメンと共に戦った(ことになっている)“伝承上の存在”だ。
「はっはっは、知ってるかい、ボウズたち。昔、このイシュ=ナールには“雨を呼ぶ生贄”ってのがいたんだぜ」
「うそだぁ~!」
「ほんとだとも。そいつはな、ヒゲ面で、パーカー着てて、やる気があるんだかないんだか分かんねぇ、そんなおっさんだった」
子どもたちは、きゃっきゃと笑う。
「でもな、そいつは――本当に大事なときだけは、立ち上がったんだ。」
しんだもんの目が、ほんの少しだけ潤んだようにも見えた。
「神様に殺されるってわかってても、逃げずに言ったのさ。『この世界、おかしいだろ』ってな」
「それで勝ったの?」
「うん。勝った。……けど、あの戦いのあと、英雄はどこかへ行っちまった。
でも今でも雨が降るのはな、その人が教えてくれたからなんだよ。雨の降らせ方ってのは、誰かを殺すんじゃなくて――ちゃんと選ぶってことだってな」
しんだもんは立ち上がると、焚火の上でふわりと浮かんだ。
「さあ、子どもたちよ。火の前で手を合わせな。これは英雄ケンモメンと、もうひとりの英雄、ヤマガミって男に捧げる祭りさ」
子どもたちは静かに目を閉じた。
そして――空がまた、静かに泣き始めた。
雨だ。しとしとと、祝福のように降り始めた。
「来た来た……100年経っても、やっぱ降るんだなぁ……」
しんだもんは目を細め、火と雨の交差する空を見上げた。
どこかで、ケンモメンが笑っているような気がした。
―完―
合ってます。今年の生贄です。どうぞお納めください
と隠喩するいい話だったね
1. ジャンルは?
子供向けファンタジーを装った大人向けの政治劇
2. 主人公の性別・年齢・特徴は?
主人公はアンパンマンとジャムおじさんの陣営
3. 舞台(時代や場所)は?
アンパンマンの世界
4. ストーリーの雰囲気やテーマは?
タイトルは『アンパンマンVS参政党』
アンパンマンの世界に参政党が進出。参政党は反小麦運動でメロンパンナを迫害し、日本語がしゃべれないチーズを非日本人として排外しようとする。参政党はさらに大衆をオカルトビジネスで洗脳し、ネトウヨ化させることに成功。住民たちの弾圧に対してアンパンマンはいつもの暴力だけで対抗できるか?といったストーリーでお願いします
5. 文体は?
軽めのライトノベル風
【第1章 パン工場に吹く不穏な風】
朝日がふんわりとパン工場を照らし、小麦の香りが町中に広がる。
ジャムおじさんが今日も焼きたての顔をアンパンマンに差し出すと、彼は笑顔で頷いた。
「ありがとう、ジャムおじさん! 今日も行ってきます!」
アンパンマンは空を飛び、困っている人々を助けに旅立っていく――はずだった。
けれど、今、町には「困っている人」が溢れかえっていた。
彼らは本当に困っているのか、それとも“そう思わされている”のか……。
それは、彼らの到来とともに始まった。
新勢力――参政党。
「我々のパンは小麦粉など使っていない! グルテンは毒だ! グルテンは陰謀だ!」
そう叫ぶのは、パン嫌いのカビルンルンに取り込まれた新参の政治家・カビ田ヒカル。
彼の率いる参政党は、町の中心部で演説を続けていた。
「小麦粉パンで脳がやられている者たちは、覚醒しろ! 目覚めろ! 本当の自分を取り戻すのだ!」
「グルテンフリー! グルテンフリー!」
「パンより団子! パンよりタンパク!」
彼らの支持者――ネットで急速に影響力を伸ばしたオカルト健康ママたちと自称元官僚のYouTuberが、町を練り歩く。
メロンパンナはその日、泣いていた。
「わたし……“小麦顔”だからって、学校で給食を分けてもらえなかったの……」
泣きじゃくる彼女の顔に、落書きのような文字が書かれていた。
《Gluten Criminal(グルテン犯罪者)》
アンパンマンは静かに拳を握った。
「なんてことを……」
「アンパンマン、もう正義のパンチじゃ解決できないかもしれない」
そう言ったのは、ジャムおじさんだった。
彼は厨房の隅で、封印していた古いレシピの書を開いていた。
「彼らは“パン”の否定から始まり、今や言葉も文化も、人間性までも否定し始めている。チーズが“外国語しか話せない”からって、町から追放されたのを見ただろう?」
「……うん。チーズは、僕たちの友達なのに……」
参政党は巧妙だった。
演説とSNSを駆使し、住民たちに「真実らしきもの」を毎日届けた。
「パンを食べるとIQが下がる」
「ジャムおじさんの工房には5Gアンテナが隠されている」
「メロンパンナは製薬会社のスパイ」
町の住民たちは次第にアンパンマンたちを遠ざけるようになり、
やがて「バイキンマン=真の愛国者」という噂まで出回る始末だった。
アンパンマンは迷っていた。
“困っている人を助ける”という信念。
でも、今の町は、「困っているフリをして他者を攻撃する者」ばかりだった。
彼の拳は、誰のために振るわれるのか?
暴力では解決できないこの事態を、パンの正義は乗り越えられるのか?
彼は、ジャムおじさんに問いかける。
「ジャムおじさん、正義って……なに?」
ジャムおじさんは、ひとつパンを焼きながら言った。
「正義とは、黙って相手を焼くことじゃない。
相手が焼けてしまったあとに、『それでも君を焼いた僕は正しかったのか?』と、問い直せることだよ」
「バタコさん、どうしてジャムおじさんのパンを…捨てたの…?」
工房の奥、冷たい風が吹き込む裏口で、アンパンマンはバタコさんの背中に問いかけた。
彼女は振り返らなかった。
「パンはもう、時代遅れなのよ、アンパンマン。……これからは“意識”の時代。発酵食品より、発信力。」
バタコさんは、SNSを駆使し“気付き系パン屋女子”として急速に支持を集め始めていた。
彼女のインフルエンサーアカウントは、参政党とも微妙にリンクしていた。明言はしないが、暗黙の応援。
「発酵は腐敗」「焼かれる前に目覚めよ」「パンより“命の水”」という投稿が、炎上とともにバズっていた。
「……君が焼いたパンで、たくさんの人が救われた。僕も……」
「私が焼いたパンじゃない。ジャムおじさんのパンよ。私はずっと、あの古臭いやり方に疑問を持ってたの。」
「てめえら、パンの良さも知らねえで“脳がやられてる”だと? ふざけんなよ!」
彼の熱血は正しかったが、もはや通じない。
周囲の住民はスマホを構え、彼の怒声を撮影しながら言う。
「ほらー、やっぱりアンパン陣営はすぐ怒鳴る。怖い?」
「“炎のスパイスで目を覚ませ!”とか、暴力主義の証拠じゃん?」
カレーパンマンは怒鳴ることしかできず、孤立していく。
「美しさと理性を失ったパンは、ただの焦げた炭だ。……騒ぐべき時ではない」
彼は、両陣営に近づかず、ジャムおじさんからも距離を取り、中立を装っていた。
しかし、裏では参政党の文化部門と接触し、「パンと美学の調和」講座を共同企画していた。
そして――あの城の中、バイキンマンとドキンちゃんは、別の思惑を抱えていた。
「へっへっへ、見たかアンパンマン。もはや“パン”なんぞ、民衆には響かねぇ時代よ!」
「バイキンマン、あんた、ほんとに参政党と組む気なの? あのオカルト系、マジで気持ち悪いの多いわよ」
ドキンちゃんは口紅を引きながら、冷静だった。
「私ね、正直あのチャンネル登録者数だけは魅力的だけど……あれ全部“買ってる”らしいわよ?」
「なにぃ!?」
「それに、あの演説聞いた? “バイキンマンは影の支配者”とか言ってたの、聞いてないフリしてたけど、結構傷ついたんでしょ?」
「……き、傷ついてなんかないもん! おれさまは、利用してやるだけだ!」
しかしバイキンマンは、内心焦っていた。
参政党のイデオロギーは「パンの否定」を超え、「菌=悪」「発酵=穢れ」へと拡大しつつあった。
やがて、「菌そのものを根絶せよ」という声があがるのは、時間の問題だった。
つまり――バイキンマン自身が、いずれ“敵”にされる運命。
アンパンマンは、もはや一人だった。
バタコさんは“覚醒”した。
カレーパンマンは孤立し、食パンマンは沈黙を選び、メロンパンナは学校をやめた。
チーズは国外追放、バイキンマンですら今や恐怖に駆られている。
そして、町のパン工場の前に――参政党の支持者たちが集結していた。
「ここは“脳支配施設”です!」
「このパン屋を今すぐ閉鎖しろ!」
「ジャムおじさんは影の支配者!」
アンパンマンは、拳を握りしめた。
けれど、その手は震えていた。
それは、町の有志によって開催された「パンと未来の討論会」だった。
参政党は「公正な場で言論を交わせるならば」と参加を表明。
一方でアンパンマンは、いまだに迷っていた。
――僕の言葉に、意味なんてあるのか?
――僕はいつも、拳で語ってきただけだった。
「行ってきなさい、アンパンマン」
ジャムおじさんが焼き立ての顔をそっと手渡した。
「パンは、焼かれる時にすべてを語ってる。君はその“中身”で話せばいいんだよ」
参政党からは、あのカビ田ヒカルが登壇。
演説には慣れきっており、身振り手振りも派手だった。
「みなさん、グルテンの危険性はもはや陰謀ではなく事実です!
アンパンマンは戦後レジームの象徴、小麦利権の番犬、そして、
“暴力で黙らせるヒーロー”の古い象徴なのです!!」
どっと湧く会場。
そして、マイクがアンパンマンに渡された。
静かだった。
彼は、数秒だけ黙り込んだあと、ゆっくりと語り始めた。
小麦から生まれ、焼かれ、顔として世界に出ています。
だから、小麦が嫌いな人がいるなら、それは仕方ないと思う。
食べたくない人に、パンを押し付ける気はありません。
でも――」
彼は、メロンパンナの方を見た。
「でも、小麦の顔だからって石を投げられるような世界に、正義なんてあるのかな?」
少しざわつく観客席。
「たしかにぼくは、これまで拳で解決してきた。
バイキンマンを、カビルンルンを、何度も倒してきた。
でもね、それは、彼らが他人を攻撃したときだけだったんです。
“信じていることが違う”だけで、戦ったことは、一度もありません。」
アンパンマンの声は震えていなかった。
でも、たくさんの思いやりを伝えてくれた。
言葉が通じないって、それだけで排除される理由になりますか?」
「パンを食べない人がいる。
でもそれは、“パンを食べる人”を責めていい理由になりますか?」
静寂の中、一部の聴衆がうなずき始める。
「正義は、誰かを黙らせることじゃない。
正義は、“違う意見でも共に暮らす”勇気です。
それを僕は、教わってきた。」
「で、でも、あなたは! 敵を力で倒してきたじゃないか!」
アンパンマンは少し笑った。
「だから今、言葉を使ってるんです。
もしそれでも通じなければ……また顔を差し出します。
それでも殴られるなら、笑って“新しい顔”をもらいに帰るよ。」
拍手が、ひとつ、ふたつ――やがて会場に広がっていく。
討論会の翌日、町には微かな変化があった。
メロンパンナが登校すると、クラスの子がこっそり声をかけた。
「昨日のアンパンマン、すごかったね……。あの、“共に暮らす勇気”って、ちょっとかっこよかった」
バタコさんのSNS投稿には、「パンはまだ捨てたもんじゃないかも」というリプライが寄せられ始め、
食パンマンの“中立”という態度に疑問を抱く若者も現れた。
カレーパンマンはというと、翌日から自作のラップ動画で反撃を始めた。
「Yo! パンで戦(いくさ)は終わらない! 真実は一つ、腹が減る前に考えろ!」
妙に韻がうまい。
そして――バイキンマンは、夜の城で独り言をつぶやいた。
「へっ……まさかアンパンマンが、暴力じゃなく言葉であれだけやるとはな……。
でもな、アンパンマン。言葉には、責任がついてまわるんだぜ……?」
ドキンちゃんが横でため息をついた。
「で、あんたはどうするの? 参政党の“菌排除計画”が始まったら、あんた、真っ先にターゲットよ?」
「へっ……おれさまは……おれさまだ!」
バイキンマンの目に、一瞬だけ迷いが走った。
でもこの演説じゃ参政党支持者の目は醒めないよな
現実には
寛容のパラドックスにも陥ってるし