法介教学 その3最終更新 2025/07/02 22:291.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt前スレ:法介とニコるんの無人島生活https://talk.jp/boards/shugi/1750922831法介とゆゆしき住民達が繰り出す『摩訶不思議』な世界観https://talk.jp/boards/shugi/1751066780法介教学https://talk.jp/boards/shugi/1751147823法介教学その2https://talk.jp/boards/shugi/17512514032025/07/02 12:43:5927コメント欄へ移動すべて|最新の50件2.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt前スレの法介教学その2https://talk.jp/boards/shugi/1751251403>>733 からの続きです。2025/07/02 12:45:043.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt『摩訶止観』卷第三上の次の個所を解説しております。從空入假名平等觀者。若是入空尚無空可有何假可入。當知此觀爲化衆生。知眞非眞方便出假故言從空 --- ①。分別藥病而無差謬故言入假。 平等者望前稱平等也。前觀破假病不用假法但用眞法 --- ②。破一不破一未爲平等。後觀破空病還用假法 --- ③。破用既均異時相望故言平等也。(摩訶止觀卷第三上T1911_.46.0024c07~14行目まで)2025/07/02 12:46:194.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztここで天台教学の「従仮入空観」と「従空入仮観」が説かれております。この「従仮入空観」と「従空入仮観」が『般若心経』の「色即是空 空入仮観」を意味しております。まず、①「此の観は衆生を化せんが為なることを。眞は眞には非ずと知りて、方便として仮に出づ、故に従空と言う」とありますが、こういう事を智顗は言っております。仏は衆生を教化する為に方便として有である実在の世界に出生します。仏は真理の世界、即ち空観にいるのですが人間が認識出来る応身の仏となるべく自らの〝空(空観)〟を空じます。空を空じて凡夫の有に出現します。空を空じますので非空で凡夫の有の世界へ生まれ出ます。ここでの仏は方便の姿(応身)なので仮有となります。さらに方便で用いたその仮有を始成正覚で破して空に入ります(非有)。※ 始成正覚(しじょうしょうがく)とは、釈迦が今世で初めて悟りを開き、成仏したという考え方です。これは、釈迦が過去から既に仏であったとする「久遠実成(くおんじつじょう)」の考え方と対比されます。2025/07/02 12:47:335.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztこれが仏の「従空入仮観」、即ち般若心経で説かれている「空即是色」になります。2025/07/02 12:47:556.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt次に、②の「前観は仮を破して仮法を用いず、但だ眞法を用いるのみ」の部分ですが、まず、ここで言う〝前観〟ですが、これは凡夫の観である「色即是空」の事をいっております。凡夫の色即是空は客観という〝観〟です。なので前観=凡夫の客観を意味します。その「前観は仮を破して仮法を用いず」とありますので、凡夫の客観を打ち破って仮法を用いない訳です。では、仮法ってなんでしょう。そうです小乗で説かれた実在の真理、即ち此縁性縁起です。2025/07/02 12:49:417.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt此縁性縁起は、時間の流れの中で起こる縁起ですので〝時間〟を空じれておらず法有なので仮法(有漏の法)となります。その仮法を用いないと言っているんですね。そして「但だ眞法を用いるのみ」と言われてます。真法とは真諦として龍樹が説き明かした「相依性縁起」の事です。2025/07/02 12:50:298.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztこの文脈の読みくだし文は次のようになります。空より假に入るを名づけて平等觀とす。もし是れ空に入るとせば、なお空すら無くして、いかなる假か入るべきや。まさに知るべし、この觀は衆生を化するがためなり。眞を知って眞に非ざることを知り、方便として假を出だす、ゆえに「空より從りて」と言うなり。2025/07/02 12:59:499.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt空から仮に入る「空即是色」は、平等観であると智顗は言っております。2025/07/02 13:03:1410.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt何が平等かと言いますと、破用が平等だと言っているんですね。2025/07/02 13:04:2111.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt破用とは、・「破」=病や執着を破する・「用」=その為に用いる法門となります。2025/07/02 13:09:4312.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt人が対象を認識し、それが何であるかを判断する工程は、・まず客観で対象を捉える・主観でそれがなんであるかを判断する2025/07/02 13:11:3013.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztといった内容で、『唯識』ではこの工程を、① まず客観で対象を捉える② 主観でそれがなんであるかを判断する① を「現行熏種子」といい、② を「種子生現行」といいます。2025/07/02 13:16:2614.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt小乗で説かれている「順観の縁起」と「逆観の縁起」もこの工程にあてはまります。・順観の縁起=①・逆観の縁起=②『阿含経典』の目的は六道輪廻からの解脱にありますので、ここでの縁起は「十二因縁」です。①の「現行熏種子」で今世の行いが全て阿頼耶識に業として刻まれ、それが種子となり、その種子が因となって次の生が起こって輪廻が生じます。2025/07/02 13:22:2615.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztその輪廻の仕組みを②の逆観で一つずつ寂滅させていく事で煩悩の因が死滅していきそれにより果としての煩悩も消えてなくなります。2025/07/02 13:24:2816.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztそれが小乗で説かれている無我を覚る事で六道輪廻から解脱する「寂滅の仏法」です。2025/07/02 13:25:3317.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztこの小乗では「法」が縁起であるという事が見抜かれておりません。自然界に自然の法則が変わらずに存在しているという理解なんですね。2025/07/02 13:27:5618.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztこれを「法有」と言いますが、これは真実ではありません。ですから小乗で説かれている縁起、此縁性縁起は真諦ではなく、俗諦となります。2025/07/02 13:29:2719.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztという事は、小乗では①の客観と②の主観をどちらも俗諦の縁起(此縁性縁起)で寂滅させている訳です。2025/07/02 13:31:4420.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt・小乗の涅槃=客観も主観も此縁性縁起で寂滅2025/07/02 13:32:4521.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt色即是空(客観)も空即是色(主観)もともに寂滅させて涅槃に入るのが小乗の寂滅の仏法となります。2025/07/02 13:34:4422.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt大乗のように五蘊を変化させるのではなく、五蘊そのものを寂滅させて「無い」状態にしてしまうのです。2025/07/02 13:35:3523.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt小空経の「有る無し」で説く〝空〟を用いておりますのでこうなる訳です。2025/07/02 13:36:2924.法介◆T3azX0Hk1U0r2zt今、説明しております智顗の「従空入仮観」と「従仮入空観」は大乗の「色即是空 ① 空即是色 ②」です。2025/07/02 13:37:5625.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztかなりややこしい話になります。ここから更に2025/07/02 13:39:0126.法介◆T3azX0Hk1U0r2ztちょっと休憩を挟みます。2025/07/02 13:39:1727.ナナシズム00crwぼーさつさんの教義がやはりわからん😫2025/07/02 22:29:36
【英国】シンガーソングライターのモリッシーさん「もっとたくさんの男がホモだったら戦争は起こらないのに。戦争はノンケが起こす。ホモは男を殺さないからね」ニュース速報+1261478.92025/08/06 01:46:28
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法介教学
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法介教学その2
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法介教学その2
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>>733 からの続きです。
從空入假名平等觀者。若是入空尚無空可有何假可入。當知此觀爲化衆生。知眞非眞方便出假故言從空 --- ①。分別藥病而無差謬故言入假。 平等者望前稱平等也。前觀破假病不用假法但用眞法 --- ②。破一不破一未爲平等。後觀破空病還用假法 --- ③。破用既均異時相望故言平等也。(摩訶止觀卷第三上T1911_.46.0024c07~14行目まで)
まず、①「此の観は衆生を化せんが為なることを。眞は眞には非ずと知りて、方便として仮に出づ、故に従空と言う」とありますが、こういう事を智顗は言っております。
仏は衆生を教化する為に方便として有である実在の世界に出生します。
仏は真理の世界、即ち空観にいるのですが人間が認識出来る応身の仏となるべく自らの〝空(空観)〟を空じます。空を空じて凡夫の有に出現します。空を空じますので非空で凡夫の有の世界へ生まれ出ます。ここでの仏は方便の姿(応身)なので仮有となります。
さらに方便で用いたその仮有を始成正覚で破して空に入ります(非有)。
※ 始成正覚(しじょうしょうがく)とは、釈迦が今世で初めて悟りを開き、成仏したという考え方です。これは、釈迦が過去から既に仏であったとする「久遠実成(くおんじつじょう)」の考え方と対比されます。
即ち
般若心経で説かれている「空即是色」になります。
では、仮法ってなんでしょう。
そうです小乗で説かれた実在の真理、即ち此縁性縁起です。
真法とは真諦として龍樹が説き明かした「相依性縁起」の事です。
空より假に入るを名づけて平等觀とす。もし是れ空に入るとせば、なお空すら無くして、いかなる假か入るべきや。まさに知るべし、この觀は衆生を化するがためなり。
眞を知って眞に非ざることを知り、方便として假を出だす、ゆえに「空より從りて」と言うなり。
・「破」=病や執着を破する
・「用」=その為に用いる法門
となります。
・まず客観で対象を捉える
・主観でそれがなんであるかを判断する
① まず客観で対象を捉える
② 主観でそれがなんであるかを判断する
① を「現行熏種子」といい、
② を「種子生現行」といいます。
この工程にあてはまります。
・順観の縁起=①
・逆観の縁起=②
『阿含経典』の目的は六道輪廻からの解脱にありますので、ここでの縁起は「十二因縁」です。①の「現行熏種子」で今世の行いが全て阿頼耶識に業として刻まれ、それが種子となり、その種子が因となって次の生が起こって輪廻が生じます。
ともに寂滅させて涅槃に入るのが小乗の寂滅の仏法となります。
ややこしい話に
なります。
ここから更に
教義が
やはり
わからん
😫