まずは、イギリスのロイター通信は「We won’t be taken lightly」と、「なめられてたまるか!」をこう報じています。これは、軽くあしらわれるつもりはないぞ、甘く見るなよ、の意味に受け取れます。しかし、どこかオブラートに包んでいるというか、品があって、「なめられてたまるか!」の臨場感、ニュアンスは伝わらないような気もします。でも、あまり、ストレート過ぎて、いたずらに波風立てると、身もふたもないので、これぐらいがいいのかなあ。
続いて、香港の日刊英字新聞「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「We will not be taken advantage of」と英訳して報じています。これも、利用されるつもりはないぞ、つけこまれるつもりはないぞという意味ですが、「なめられてたまるか」の強い語感が伝わるか、どうか。
また、アニケット・クリスナさんの「i won’t let myself be underestimated」も紹介されているが、これは、「underestimate・過小評価する」を用いた私の英訳に近い。しかし、なめんなよのニュアンスは伝わるだろうか。Namuminさんもドラマや英語で出てくる「Never underestimate ○○」を例に出してツイートしている。○○を「me」にすると、オレをなめんなよ、になる。シンプルでわかりやすい。でも、私なら、これを、自分より大きい相手とか強い人に至近距離では絶対、言えません。
IKRAさんの「ストレートに約せば、Don’t fuck wiht meしかないですけどねえ」のツイートに、ミスパロさんも「We’re not going to let him fuck around with usが、近いですよね(笑)」と返答している。私も同感であるが、さすがに、品がないし、オラオラ感出過ぎて、ストレート過ぎる。これを、トランプ大統領の耳には入れたくないなあ。なにい?おまえさん、そりゃ、どういう意味だい?と、なりそう。いやあ、言葉って、怖いですねえ。そんなのイヤだ、くわばらくわばらであるが、ま、トランプ大統領もそこまでヒマじゃないでしょう…。
【竹下陽二記者コラム】
前回コラムで書いた石破首相がトランプ政権の関税措置に対して発した「なめられてたまるか!」発言が、案の定、波紋を広げています。私が危惧した通り、様々に英訳されて海を渡って独り歩きしているようです。私なりの英訳で考察したのですが、人気エンタメ翻訳家のMystery Parrot(ミスパロ)さんがX(旧ツイッター)で拡散状況をうまくまとめてくださっているので、その英文を引用しつつ、自分なりの意見も書かせていただきます。
まずは、イギリスのロイター通信は「We won’t be taken lightly」と、「なめられてたまるか!」をこう報じています。これは、軽くあしらわれるつもりはないぞ、甘く見るなよ、の意味に受け取れます。しかし、どこかオブラートに包んでいるというか、品があって、「なめられてたまるか!」の臨場感、ニュアンスは伝わらないような気もします。でも、あまり、ストレート過ぎて、いたずらに波風立てると、身もふたもないので、これぐらいがいいのかなあ。
続いて、香港の日刊英字新聞「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」は「We will not be taken advantage of」と英訳して報じています。これも、利用されるつもりはないぞ、つけこまれるつもりはないぞという意味ですが、「なめられてたまるか」の強い語感が伝わるか、どうか。
また、アニケット・クリスナさんの「i won’t let myself be underestimated」も紹介されているが、これは、「underestimate・過小評価する」を用いた私の英訳に近い。しかし、なめんなよのニュアンスは伝わるだろうか。Namuminさんもドラマや英語で出てくる「Never underestimate ○○」を例に出してツイートしている。○○を「me」にすると、オレをなめんなよ、になる。シンプルでわかりやすい。でも、私なら、これを、自分より大きい相手とか強い人に至近距離では絶対、言えません。
IKRAさんの「ストレートに約せば、Don’t fuck wiht meしかないですけどねえ」のツイートに、ミスパロさんも「We’re not going to let him fuck around with usが、近いですよね(笑)」と返答している。私も同感であるが、さすがに、品がないし、オラオラ感出過ぎて、ストレート過ぎる。これを、トランプ大統領の耳には入れたくないなあ。なにい?おまえさん、そりゃ、どういう意味だい?と、なりそう。いやあ、言葉って、怖いですねえ。そんなのイヤだ、くわばらくわばらであるが、ま、トランプ大統領もそこまでヒマじゃないでしょう…。
言うべきは、言うべきである。これは、当たり前である。しかし、誤解を招くことがあってはならないので、言葉のチョイスは慎重であるべきである。最強の護身術とは、自分を殺しに来た相手と友達になることである。ある武術家が残した言葉が好きです。顔で笑って、心に刃とでも言うのでしょうか。それにしても、石破首相も言っていたが、日本語って、本当に七面倒くさい。あれ?七面倒くさいって、どう英訳するんだろ?
https://news.yahoo.co.jp/articles/4521176b19c6b177d52f73a55d76ea5401b40200
まあね
堂々としてりゃ良いのに