【物価高対策への不満が敗因】米不足のフィリピンで選挙を前に備蓄米を放出して半値に、それでも負けたフィリピンの政権与党のケースは自民党の反面教師となるかアーカイブ最終更新 2025/06/16 09:161.影のたけし軍団 ★???主食の米が高騰し、国政選挙で与党の得票に影響しそうだ。あわてて備蓄米を取り崩して米の価格を半分にしようと試みたが……。日本ではない。フィリピンの話だ。それでもマルコス政権は2025年5月の選挙で負けた。日本の政治に教訓はあるか。2025年5月15日、マニラ首都圏と近郊にある32の政府公認店で、1キログラム20ペソ(52円)の米が売り出された。ボンボン・マルコス大統領は「私の任期が終わるまでこの価格で販売を続けたい」と意気込みを語った。フィリピン農業省の価格監視調査によると、4月21~24日のマニラ首都圏の市場における標準米の価格は、1キログラム39.99ペソから58.17ペソだった。つまり政府公認店の販売価格は市場の半値から3分の1ということになる。1キログラム20ペソだから5キログラムで100ペソ≒260円。日本で放出される備蓄米5キログラム約2000円の約8分の1だから随分安いと感じるかもしれないが、1人当たりの名目GDPは日本が3万3960ドルに対して4350ドル(2025年、IMF推計)。こちらも約8分の1なので負担感は似たようなものだろう。一方、フィリピン人の米の年間消費量は1人当たり約150キログラムと日本人の約3倍だ。ごはんのお代わりし放題の店が人気を集め、ハンバーガ―店やピザ店でもご飯との組み合わせが定番である。まさしく主食であり、米なしでは暮らせない人々なのだ。令和の米騒動以来、日本でも米への関心が急激に高まっているものの、フィリピン人の米に対する切実な思い入れは、はるかに上を行く。マルコス氏は2022年の大統領選で、前任のロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の娘のサラ・ドゥテルテ副大統領とタッグを組み圧勝したが、選挙中は「UNITY(団結)」など抽象的なスローガンを掲げるだけで政策がはっきりしないと批判された。唯一ともいえる具体的な公約は「米の価格を1キログラム20ペソにする」だった。ところが就任後、米の価格は40〜60ペソ超で推移し、「公約違反」となじられ続けていた。各種世論調査でマルコス氏の支持率は大統領就任以来、つねにドゥテルテ前大統領を下まわっていた。マルコス氏の業績に対する不満の理由の最上位には物価高が挙げられていた。その象徴が米価格だった。マルコス政権は2025年3月11日、前政権の「麻薬撲滅戦争」における超法規的殺人にからみ国際刑事裁判所(ICC)から「人道に対する罪」で逮捕状が出たドゥテルテ前大統領をICCの本拠があるオランダ・ハーグに移送した。いまも人気の高齢な前任者への仕打ちに反発する声が高まり、マルコス氏の支持率はさらに急落した。その2カ月後の5月12日、6年間の大統領任期の前半を審判する中間選挙が控えていた。政権与党と対立するドゥテルテ派の候補者に前大統領への同情票が集まる気配が強まるなか、マルコス政権は4月23日、20ペソ米を5月2日から販売すると発表した。与党候補へのテコ入れを狙った切り札とみられたが、思惑は外れた。投票直前の利益誘導にあたる恐れがあるとして、選挙管理委員会が販売を一時差し止めたのだ。中間選挙の結果は想定以上の与党の負けだった。焦点となった上院議員選では、改選12議席のうち政権が期待した与党による8~9議席の確保はかなわず、5議席にとどまった。加えて日比ともに備蓄米の品質に首をかしげる人たちがいる。マルコス大統領の敵方となったサラ・ドゥテルテ副大統領は20ペソ米について「低品質で、人間用よりも家畜の餌に向いている」と批判した。「あと1年たったら動物の餌になる」と備蓄米放出を揶揄した国民民主党の玉木雄一郎代表の発言と瓜二つだ。品質に問題はないと火消しに走る両政府の姿勢も似通う。マルコス大統領は米価格安定化対策として「密輸シンジケートと米の買い占め犯の摘発」を一番に挙げた。だが何十年も前から指摘されてきながら手が付けられなかった流通の闇に切り込むことは言うほど容易ではない。日本でも生産者から消費者に渡る間に最大5次問屋までが介在し、中間マージンを増大させているとの指摘が小売店側から出された。政府はここにメスを入れることができるだろうか。米の関税を抑え、輸入を促進すれば、量は確保できる。しかし、日比とも売価低迷に対する農家の反発は必至だ。政治に対する生産者団体の影響力は、日本の方がフィリピンより大きい。つまり輸入拡大に対する抵抗はより強い。間もなく実施される東京都議選と参議院選の最大の争点は物価対策だ。米価格の行方が結果を左右しそうだ。進次郎劇場があおった期待に対する反動で、票を減らすことにもつながりかねない。https://news.yahoo.co.jp/articles/441861216bc37f0571e0bd3fcf2b2a8e46fec4fd2025/06/12 14:34:5419すべて|最新の50件2.名無しさんJMIy5フィリピン・マルコス政権「大胆刷新」の内幕…中間選挙敗北とドゥテルテ氏対立の真相https://gentosha-go.com/articles/-/69603?page=2想定外!フィリピン中間選挙で事前予想を覆してドゥテルテ派が躍進、厳しさ増すマルコス大統領の政権運営https://toyokeizai.net/articles/-/877470?display=bフィリピン選挙、政権側不振に衝撃広がる 副大統領が対抗姿勢強めるhttps://www.sankei.com/article/20250517-SAHKCATEQNPEVMJ7XTT2VALCNA/2025/06/12 14:35:063.名無しさん3yBDr>フィリピンでは5キロ260円消せ消せ 5キロ5000円でもまだ安い!2025/06/12 14:41:024.名無しさん97C2Pインフレが与党に不利なのは世界の常識2025/06/12 16:42:405.名無しさんQQuK5>>3輸入しようぜ2025/06/12 17:16:416.名無しさんgQAhn>>5フィリピンは米輸入国だ2025/06/12 17:18:597.名無しさんM0RDoなんでマルクスなん?イメルダはおるの?2025/06/12 17:19:578.名無しさん08OOn>>7イメルダは健在で、つい最近まで国会議員やってた。もうすぐ96歳になる。ちなみに、デヴィ夫人はイメルダとはお友達なので、1992年にマルコス家のライバルのオスメニャ大統領の孫娘が「フィリピンの副大統領になる意志がある」と言ったら、激昂したデヴィ夫人は「あなたには無理よ!」とシャンパングラスで彼女を殴って大怪我を負わせてしまった。2025/06/12 17:55:079.名無しさんGzloVドゥテルテと玉木を同じにしたら流石に失礼だろ…2025/06/12 18:05:4610.名無しさん0ZiI6海外と比べるけど海外の失敗は見ようとしないから反面教師になるわけないだろ2025/06/12 18:06:3611.名無しさんhIK8E欧州各国もネトウヨ党が躍進しても伝統政党が連立して保守してる状態2025/06/12 18:11:0412.名無しさんhIK8E結局日本も欧州で起こってることと一緒、極右とかポピュリズムとか呼ぶ習慣がなかっただけ2025/06/12 18:12:0213.名無しさん6XTtHアメリカの暴動マジですげえなww2025/06/12 18:49:1014.名無しさんMELXW実質賃金減少で六公四民地獄の壺なんみょう政権は滅びろ2025/06/13 23:51:0415.名無しさんYnw42ローソンの方がとりつかれちゃってる2025/06/16 07:32:3216.名無しさんmNeCYやって当然の行為でありそこまで困窮する事態を作ったら支持されないのは当然2025/06/16 07:41:5917.名無しさんvVdyI自由売国党氏ねアホ2025/06/16 08:05:1518.名無しさんNI3Zg米を抱きしめて離さない人たち()の願いを作文にしました2025/06/16 09:14:1419.名無しさんpTiad米不足だから出してんのにイチイチ選挙に絡めんな。メディアがバカだからこんなことになってんだろが。2025/06/16 09:16:07
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【週刊女性】小泉進次郎農林水産大臣の農機リース案にネット上で批判の声が相次ぐ 「たった1か月のために高額な機械を農家さんの数だけ用意してくれるリース会社がどこにあるんだよ?バカがよ」ニュース速報+24672.62025/06/19 23:17:27
2025年5月15日、マニラ首都圏と近郊にある32の政府公認店で、1キログラム20ペソ(52円)の米が売り出された。ボンボン・マルコス大統領は「私の任期が終わるまでこの価格で販売を続けたい」と意気込みを語った。
フィリピン農業省の価格監視調査によると、4月21~24日のマニラ首都圏の市場における標準米の価格は、1キログラム39.99ペソから58.17ペソだった。つまり政府公認店の販売価格は市場の半値から3分の1ということになる。
1キログラム20ペソだから5キログラムで100ペソ≒260円。日本で放出される備蓄米5キログラム約2000円の約8分の1だから随分安いと感じるかもしれないが、
1人当たりの名目GDPは日本が3万3960ドルに対して4350ドル(2025年、IMF推計)。こちらも約8分の1なので負担感は似たようなものだろう。
一方、フィリピン人の米の年間消費量は1人当たり約150キログラムと日本人の約3倍だ。
ごはんのお代わりし放題の店が人気を集め、ハンバーガ―店やピザ店でもご飯との組み合わせが定番である。まさしく主食であり、米なしでは暮らせない人々なのだ。
令和の米騒動以来、日本でも米への関心が急激に高まっているものの、フィリピン人の米に対する切実な思い入れは、はるかに上を行く。
マルコス氏は2022年の大統領選で、前任のロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の娘のサラ・ドゥテルテ副大統領とタッグを組み圧勝したが、選挙中は「UNITY(団結)」など抽象的なスローガンを掲げるだけで政策がはっきりしないと批判された。
唯一ともいえる具体的な公約は「米の価格を1キログラム20ペソにする」だった。
ところが就任後、米の価格は40〜60ペソ超で推移し、「公約違反」となじられ続けていた。各種世論調査でマルコス氏の支持率は大統領就任以来、つねにドゥテルテ前大統領を下まわっていた。
マルコス氏の業績に対する不満の理由の最上位には物価高が挙げられていた。その象徴が米価格だった。
マルコス政権は2025年3月11日、前政権の「麻薬撲滅戦争」における超法規的殺人にからみ国際刑事裁判所(ICC)から「人道に対する罪」で逮捕状が出たドゥテルテ前大統領をICCの本拠があるオランダ・ハーグに移送した。いまも人気の高齢な前任者への仕打ちに反発する声が高まり、マルコス氏の支持率はさらに急落した。
その2カ月後の5月12日、6年間の大統領任期の前半を審判する中間選挙が控えていた。
政権与党と対立するドゥテルテ派の候補者に前大統領への同情票が集まる気配が強まるなか、マルコス政権は4月23日、20ペソ米を5月2日から販売すると発表した。
与党候補へのテコ入れを狙った切り札とみられたが、思惑は外れた。投票直前の利益誘導にあたる恐れがあるとして、選挙管理委員会が販売を一時差し止めたのだ。
中間選挙の結果は想定以上の与党の負けだった。焦点となった上院議員選では、改選12議席のうち政権が期待した与党による8~9議席の確保はかなわず、5議席にとどまった。
加えて日比ともに備蓄米の品質に首をかしげる人たちがいる。マルコス大統領の敵方となったサラ・ドゥテルテ副大統領は20ペソ米について「低品質で、人間用よりも家畜の餌に向いている」と批判した。
「あと1年たったら動物の餌になる」と備蓄米放出を揶揄した国民民主党の玉木雄一郎代表の発言と瓜二つだ。品質に問題はないと火消しに走る両政府の姿勢も似通う。
マルコス大統領は米価格安定化対策として「密輸シンジケートと米の買い占め犯の摘発」を一番に挙げた。だが何十年も前から指摘されてきながら手が付けられなかった流通の闇に切り込むことは言うほど容易ではない。
日本でも生産者から消費者に渡る間に最大5次問屋までが介在し、中間マージンを増大させているとの指摘が小売店側から出された。政府はここにメスを入れることができるだろうか。
米の関税を抑え、輸入を促進すれば、量は確保できる。しかし、日比とも売価低迷に対する農家の反発は必至だ。政治に対する生産者団体の影響力は、日本の方がフィリピンより大きい。つまり輸入拡大に対する抵抗はより強い。
間もなく実施される東京都議選と参議院選の最大の争点は物価対策だ。米価格の行方が結果を左右しそうだ。進次郎劇場があおった期待に対する反動で、票を減らすことにもつながりかねない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/441861216bc37f0571e0bd3fcf2b2a8e46fec4fd
https://gentosha-go.com/articles/-/69603?page=2
想定外!フィリピン中間選挙で事前予想を覆してドゥテルテ派が躍進、厳しさ増すマルコス大統領の政権運営
https://toyokeizai.net/articles/-/877470?display=b
フィリピン選挙、政権側不振に衝撃広がる 副大統領が対抗姿勢強める
https://www.sankei.com/article/20250517-SAHKCATEQNPEVMJ7XTT2VALCNA/
消せ消せ 5キロ5000円でもまだ安い!
輸入しようぜ
フィリピンは米輸入国だ
イメルダは健在で、つい最近まで国会議員やってた。
もうすぐ96歳になる。
ちなみに、デヴィ夫人はイメルダとはお友達なので、1992年にマルコス家のライバルのオスメニャ大統領の孫娘が「フィリピンの副大統領になる意志がある」と言ったら、激昂したデヴィ夫人は「あなたには無理よ!」とシャンパングラスで彼女を殴って大怪我を負わせてしまった。
地獄の壺なんみょう政権は滅びろ